便秘はストレッチで解消できる?

「便秘ストレッチ」で検索すると、慢性の便秘もストレッチで解消などと書かれているサイトが多いですね。

ほとんどのサイトで同じようなことが書かれていますので、ほんとかなと思ってしまいます。

もしそれが本当だとしたら、特別にストレッチなどしなくても、普段から普通に体を動かしてさえいれば、便秘が慢性化することはないように思いますが。

ストレッチには

静的ストレッチ

動的ストレッチ

と2種類あります。

普通に体を動かして仕事などをしていれば、動的ストレッチをしたのと同じ効果があります。

さらに少し歩くだけでも、足全体を動かしますので、骨盤周りの筋肉にも刺激が行きますので、胃腸の働きが良くなり便秘も改善するはずです。

ストレッチでは慢性の便秘は変化しにくい

でも、現実は一生懸命ストレッチに励んでも、なかなか便秘が良くなることが少ないようです。

仮に、ストレッチで便秘が改善できるとしても、ネットで公開されている方法や書店で販売している書籍に書いてある方法では、おそらく慢性化してしまったら良くなることは難しいでしょう。

簡単に手に入る情報で改善するのは、慢性化していない極軽い症状の便秘だけで、便秘薬を飲んでもなかなかすっきりしない状態になったら、ストレッチの方法もかなり効果の出る方法でないと難しいと思います。

こちらを読んでみて下さい。

ページの内容は、ストレッチの方法ではありません。

体のバランスをとる方法です。

でも、体のバランスをとることは、便秘を改善するには必要なことです。

仮に便秘を改善させるためにストレッチをやったとしても、体のバランスがあまり変化しないようでしたら、便秘を改善させるための方法としては、意味のないことです。

それに、ネットで公開されているようなストレッチ、体操などは、とにかく回数をやるという方法が多いです。

回数を多くやったとしても、体のバランスが取れなければ、その方法はあまり意味を持ちません。

便秘が改善するためには、体のバランスが変わることが必要なのです。

体のバランスが変わることによって、初めて内臓の働きに変化を与えて、便秘の状態に変化が生まれます。

便秘と冷え

女性は便秘がちで冷え症の人が多いです。

便秘と冷えで検索すると、便秘は冷えが原因で起こると言っているサイトが多くあります。

身体が冷え血行が悪くなり、便秘になるという理屈です。

ですから、冷えを取るような健康食品を摂ったり、いろいろな方法で身体を温めると冷えが改善され、便秘も良くなっていくということです。

でも現実には理屈どおりにはいかないようです。

冷え症を良くするには内臓の働きを改善させる必要がある

私は逆だと考えます。

内臓の機能低下が原因で身体が冷えると思います。

便秘などの内臓の機能低下により、内臓-体表反射で皮膚の冷えを感じるセンサー(受容器)の感度が上がり(閾値が下がる)その結果、極端に気温が低くなくても体に冷えを感じやすくなると考えます。

私もお腹の不調の時はそんなに寒くなくても、身体が冷たく感じます。

お腹の不調の時に身体の冷えを解消するために、暖房を強くしたりすると暖かくなりますが、暖房の温度を下げるとまた身体に冷えを感じます。

しかし、お腹の不調が回復すると、身体の冷えは感じなくなります。

私の所に来られている人も、便秘で冷え症だったのが、体の調整により便秘が改善されるにしたがって体の冷えも良くなったと言われます。

つまり、身体の調整を行ったことにより内臓の働きが改善され、皮膚の冷えを感じるセンサー(受容器)の感度が下がった(閾値が上がる)ということになります。

ですから、便秘で冷えを感じやすい人は体を温めるようなこと、例えば足湯などをやってもその場は体が暖かくなっても、すぐに冷えが戻ってしまうわけです。

ただし、温熱療法でも腕のいい灸師などが施術をすれば、内臓の働きが良くなり冷えも改善すると思います。

慢性の症状、急性の症状に対する施術の仕方について

普通病院や整体関係の人は、よく腰痛などの症状を慢性の症状、急性の症状と分けて処置をします。

例えば、腰痛がある時、急性の場合は冷やし、慢性の場合は温めるというような具合です。

症状を急性、慢性に分けることに意味があるのでしょうか?

普段はたまにしか症状が出ず、急に出てすぐに治まる症状を急性の症状、症状が続いて出る症状を慢性の症状と呼んでいるに過ぎないと思います。

急性にしろ慢性にしろ、症状が出ることには違いがありません。

症状が出るということは、体の器官の機能が落ちているはずです。

一年間に何回もぎっくり腰を起こす人がいます。

ぎっくり腰は、一応急性の症状と呼ばれています。

急性の症状の場合は、たいがいの場合ある程度日数(1~3週間)が経てば症状が治まります。

でも、一年間に何回もギックリ腰を起こすということは、症状の原因になっている部分の機能が落ちているからでしょう。

症状の原因になっている部分の機能がさらに落ちれば、急性の症状から慢性の症状に移行して、常に腰が痛いという状態になってしまいます。

そうなると、このように、急性の症状、慢性の症状に分けるのは、さほど意味がないということになります。

ですから、症状を急性とか慢性に分けて施術をするのではなく、症状の原因になっている部分にアプローチすることが大事だと思います。

体が柔らかければ健康とは限らない

体が硬い人(私も含めて)は、体が柔らかい人に憧れることが多いと思います。

しかし、体が柔らかいからと言って、必ず健康とは限りません。

お相撲さんなどは、開脚した時に体がベタッーと付く人が多いです。

ですから、すごく体が柔らかいわけです。

でも、お相撲さんは、内臓を悪くしている人が多く、短命傾向です。

他にも、ヨガなどのインストラクター、バレー、ダンスをやる人なども体が柔らかい人が多いです。

でも、そういう人達は、体に故障を抱えている人が多いです。

体が柔らかい人は偏りがあることが多い

ヨガのインストラクターは、腰痛。 クラッシックバレーをやってる人は、下肢(特に股関節、足首)。

ダンサーの人は、腰痛、下肢の症状などを故障を抱えていることが多いです。

そういった人達は、体が柔らかいといっても、特定の方向に柔軟性があることが多いです。

特定の方向に柔軟性があるということは、体の偏りが大きくなっているわけです。

そしてそういった体の状態で、特定の動作をひんぱんに行うため故障をしやすいのです。

そういった体に偏りがある人を矯正して偏りを減らすと、体の柔軟性は減ります。

でも体の偏りも減りますので、故障も減ります。

体が固い人がストレッチをやって、体を柔らかくしたいと思ってる人は多いようですけど、無理をすると体の偏りがひどくなって、健康を害することになりますので注意が必要です。