ほとんどの人は反り腰になっている

腰痛・肩こりなどの症状で施術を受けに来られる方のほとんどの人は、多かれ少なかれ姿勢が反り腰の状態になっています。

症状がひどくなってない人でも、反り腰になっています。

反り腰の検査

反り腰を確認してもらう検査法を考えたのですが、と言っても仰向けに寝て両手を上に挙げるバンザイ検査を立ってやるだけの話ですが。

なぜ、立った状態でバンザイ検査をやるかというと、仰向けの状態では反り腰の状態を確認していただけないからです。

施術前に自然な状態で立ってもらって、両手を肩幅の間隔を空けて上に挙げてもらうと、ほぼ全員の人が左右で挙がり方が違っています。

いったん腕を降ろしてもらって、次に上体を後ろに反らします。反り腰の状態にするわけです。

上体を後ろに反らした状態で、両腕を先ほどと同じように上に挙げると両腕の挙がり方が同じくらいになります。

つまり、両腕の挙がり方が同じようにそろった体の状態が、その人の自然な姿勢の状態なわけです。

反り腰の姿勢が、その人の自然な姿勢の状態なのです。

腰を反らした姿勢では、歩きにくいのでまっすぐに姿勢を修正しているわけです。

でも、修正したまっすぐな姿勢では体のどこかに負担がかかって、腰・肩・首などに症状が出やすくなります。

反り腰の姿勢が自然な姿勢ですから、その姿勢をすると体にかかる負担が減り腰・肩・首などの症状が少なくなります。

施術後、先ほどと同じように先ず立ってもらって、両腕を上に挙げてもらうと両腕の挙がり方同じになっています。

そして、今度は腰を反らした状態で両腕を挙げると、左右の腕の挙がり方が違っています。

施術前とは、腕の挙がり方が逆になります。

施術をして反り腰が改善したために、普通に立ってもらって両腕を挙げると挙がり方が同じになったわけです。

このように、反り腰の状態の改善を確認していただくと、ほとんどの方が納得されます。

骨が変形しているから痛いって本当?

骨が変形しているから腰・ひざ・股関節などに痛みなどの症状が出るということを、まだ信じている人が多いようです。

そのせいか、テレビ、新聞、ネットなどで健康食品が売られています。

健康食品は、軟骨の再生が促進されひざの痛みなどに効果があるとされています。

誰でも二十歳をすぎる頃になると骨などは変形が始まっているといわれています。

また、背骨などの骨も奇形が結構多いそうです。

例えば、腰椎は普通5個ありますが、中には6個ある人もあります。

もし、骨の変形や奇形が痛みなどの症状の原因だとすると全員痛みが出るはずですし、いつも痛みが出ているはずです。

でも、そんな話は聞いたことはありません。

一生肩こりや腰痛にならない人もあります。

腰、ひざ、股関節などの痛みに骨はほとんど関係ない

本当は腰・ひざ・股関節などに痛みは、筋肉・腱、靭帯などの軟部組織に出ています。

その証拠に筋肉・腱、靭帯などの軟部組織を、整体の施術をしますと痛みなどの症状が良くなります。

決して骨の変形や奇形が治ったわけではありません。骨の状態はそのままです。

筋肉・腱、靭帯などの軟部組織の緊張が緩んで、症状が良くなったのです。

そういう現実がありますから、そろそろ骨の変形や奇形は痛みなどの症状の原因ではないと認識を改める時期に来ていると思います。

反り腰のエクササイズはどうなの?

反り腰を改善するエクササイズ・体操・ストレッチ・筋トレ、ネットで検索するといろいろあるものです。

方法はいろいろあるようですが、おおむね大腰筋を初めとした腰周りや脚の筋肉に焦点を当ててエクササイズなどをする方法が多いようです。

はたして、それらのエクササイズを行って反り腰にどの程度効果が望めるのでしょうか。

おそらくやり方さえ間違えなければ、腰の痛みには効果はある程度期待できると思います。

腰の痛みが改善すれば、反り腰も改善されていきます。

効果が持続されなければ反り腰は改善しない

ただ、ある程度効果が期待できたとしても、その状態が持続するかどうかはまた別問題です。

と言うのは、反り腰の改善を求めて当院に来られる人がいますが、100%反り腰は改善していません。

当院に来られる前に、多分いろいろそういったエクササイズなどを試されている人は多いと思います。

エクササイズを行うと、腰周りの筋肉の緊張がほぐれ反り腰も改善します。

しかし、その状態を持続させるためには筋肉の緊張をほぐすだけではちょっと難しいものがあります。

やはり、反り腰の改善をしてその状態を持続させるには、専門的な技術で施術する必要があります。

反り腰は、腰、脚などの筋肉を調整だけでは、その場改善したとしても、その状態がずっと続くわけではありません。

実は、反り腰という体の状態は、全身の筋肉が関係しています。

ですから、全身の筋肉のバランスを変化させないことには反り腰も改善していきません。

左右の足の長さの違い

左右の足の長さが違うということを気にされる方が多いようです。

整体院へ行って、左右の足の長さ違うのですよと、指摘されることが多いからなのでしょうか?

足の長さの違いは気にしなくても大丈夫

ではなぜ足の長さに左右差が起きるのでしょうか?

それは、何か症状があると、全身の筋肉の伸び縮みの左右差が大きくなるからなのです。

この説明では分かりにくいので、腕を曲げると力こぶが出来る上腕二頭筋という筋肉で説明します。上腕二頭筋は、右と左に一つずつあります。

例えば、右側の上腕二頭筋が緊張して縮むと、左側の上腕二頭筋は弛緩して伸びます。

この上腕二頭筋のように全身の骨格筋の左右にある筋肉が、片方は縮んでもう片方は伸びるわけです。

その結果、体の歪みが大きくなるので足を右と左を比べると、長さが違って見えるというわけなのです。

そこで、足の長さを揃える矯正法ですが、体操やエクササイズで足の長さの左右差をそろえることが出来ると、言っている人がいます。

しかし、それは不可能です。

体操やエクササイズをやっても、一時的には左右差が解消されたように見えます。

でも、その状態は5分もしないうちに、元の状態に戻ってしまうでしょう。

体操やエクササイズを何回も何回も続けていけば、徐々に左右差は縮まっていくという意見もあります。

でも、その意見は嘘です。

最初にやって戻ってしまうわけですから、何回やろうと不可能です。

それは、整体で体を調整しても同じことです。

ほとんどの整体の方法では、体の調整をしても、“一瞬”足の長さは左右揃います。

しかし、5分もしないうちに元の状態に戻っているはずです。

何回続けても、おそらく時間が経てば元の状態に戻るのではないでしょうか。

ただ、私のやっている整体の方法だと、戻りが少ないですからある程度左右の足の長さの差を縮めることは出来ます。

でも、あくまでも“ある程度です”。

ですから、私の場合は足の長さの左右差があるということは指摘しません。

出来ないことを指摘しても、意味がないからです。

本当の意味で左右の足の長さが違う人はごくわずかです。

それは、生まれつき股関節に異常がある場合と足の骨を骨折した場合などです。

こういう場合は、骨の問題ですから手術でもしない限り元には戻りません。

骨自体に問題がある人以外は、筋肉の緊張に左右差があるために足の長さが違って見えるだけです。

「好転反応」と「揉み返し」

東洋医学では「好転反応が出ないと効果がない」とまで言われています。

よくマッサージなどで強く揉んでもらって、あくる日に痛みなどが出ますが、あれは「好転反応」とは言いません。

「好転反応」だと説明する先生もいますが、ただの「揉み返し」と言われる現象です。

「揉み返し」というのは、筋肉の繊維が損傷して痛みが出ているだけなのです。

好転反応と揉み返しは全く違うもの

ですから、「好転反応」と「揉み返し」は全く別物です。

マッサージをして「揉み返し」が出ても体が良くなっていくことはありません。

その時だけの効果ですから、何十回何百回マッサージを受けても体はそのままです。

一方「好転反応」が出ると、徐々に体が変わって良くなって行きます。

「好転反応」は、たいてい過去に捻挫をした部分とか、調子が悪かった部分また調子が悪かった部分に関連した所に出やすいです。

ひとつお断りしておきますが、慰安目的のマッサージの事を指しますので治療目的のマッサージをやられる先生の施術では「揉み返し」は起こりづらいと思いますので安心して下さい。