以前は、腰を痛めた時は安静にしていたほうが早く良くなると言われていました。
そして、いつからかは記憶にありませんが、安静にしているよりも動けるのなら、動ける範囲内で動いた方が早く良くなると言われるようになりました。
動くと血行が良くなるため、腰の痛みが早く引くという理屈です。
海外でのデーターですが、腰を痛めた人を痛みが引くまで安静にしているグループと動ける範囲で動くようにしたグループに分ける実験をしたそうです。
結果は、動いた方のグループの方が早く痛みが取れたそうです。
でも、このような実験はあまり意味がなくデータとしては不十分です。
腰痛は、内臓が関連して症状が出ることがほとんどです。
そして、内臓の状態は一人ひとり違いますから、条件が同じにはなりにくいので回復までの期間を比較すること自体がナンセンスです。
人間の体は機械ではないのです。
機械なら条件をそろえることが出来ます。
でも、人間場合はそのようなことは不可能です。
ですから、私は、どちらでもなく、動いても動かなくても良くなるまでの期間はそんなに変わりはないと考えています。