骨のズレの調整と腰痛

過去に、腰を痛めて○○の整体で骨を入れてもらったという表現をされる方がおられました。

骨を入れるという表現を使うと、いかにも力ずくで骨のズレを戻すようなイメージがあります。

しかし、骨のズレを戻すのに力は必要ありません。

ズレた骨に指を当てているだけでズレが戻るという方法があります。

骨に指を当てているだけというと、なんだか気を送っているようなイメージがあります。

しかし、気を送っているわけではありません。

骨に指を当てているだけでも、骨にはほんの少しの力(数ミリグラム)がかかっています。

そのほんの少しの力(数ミリグラム)によって骨は動きます。

逆に強い力を骨にかけて調整すると、一旦ズレが戻ってもすぐにまたズレてしまいます。

ほんの少しの力(数ミリグラム)で調整した場合は、持続性がありズレにくくなります。

この方法で骨を調整すると、ほとんど危険性がありません。

力をかけて骨を調整した場合、骨がもろくなっている骨粗鬆症の人だと骨にヒビが入ったり、骨折する危険性があります。

また、骨の周りの靭帯などの組織を傷めてしまうこともあります。

靭帯を傷めてしまうと、関節が不安定になり少し体を動かしただけで、ボキボキ鳴るようになってしまいます。

その影響で、逆に腰痛がかえって悪化することになります。

最近は、そういうハードな矯正法が敬遠されソフトな矯正法に人気があります。

しかし、ソフトな矯正法では物足らないという方もいますので、まだまだハードな矯正法をやっている施術所も多いようです。

反り腰は徐々にひどくなっていく

町を歩いていると、たまにお年寄りの人ですごい反り腰の人を見かけます。

ひざを大きく曲げ腰を前に突き出し、背中は丸くなり、あごを突き出した格好で歩いていらっしゃいます。

こういう格好で歩いているお年寄りも、若い時からこんな姿勢ではなかったはずです。

大きな病気をされたか、怪我などで痛みなどの症状をかばううちに、少しずつそのような姿勢になったのでしょう。

すごい反り腰の姿勢であっても、多少症状があってもそんなに激痛はないかもしれません。

反り腰のひどい状態が固定されると良くなるためには時間がかかる

痛みなどの症状が原因で姿勢が悪くなるのは、ある意味体の正常な反応です。

痛みなどの症状から逃れるために姿勢が悪くなってしまったわけです。

病気や怪我が治って症状がなくなると、普通はほぼ病気や怪我をする前の姿勢に戻ります。

例えば、ひどいぎっくり腰を起こした時などは、若い人でも一時的にお年寄りのように腰が曲がることがあります。

腰の痛みが治まれば元の良い状態の姿勢に戻ります。

しかし、悪い姿勢が元に戻らずそのまま固定されてしまうことがあります。

そして、悪い姿勢が固定されてしまうと、内臓が圧迫され働きが悪くなるため、病気になりやすくなります。

また、体がゆがんでいますので、エネルギー効率が悪く、そんなに働きすぎているわけではないのに、疲れやすくなったり、疲れが取れにくくなります。

このような状態が続くと、体はまたそれをカバーするために体は曲がっていきます。

そして、以前よりさらに疲れやすくなったり、疲れが取れにくくなります。

それをカバーするために、一層からだが曲がっていくという悪循環になっていきます。

そうなるとかなり体がゆがんで曲がっていますので、体を調整するにしても、時間がかかってしまいます。

この悪循環を断つためには、できるだけ早めに体の調整を行って行くことが大切です。

ウォーキングで反り腰が改善する?

反り腰を改善しようとして、ウォーキングをやって腰を痛める人がいます。

では、なぜ腰を痛めてしまうのでしょうか?

それは、反り腰になる原因をしっかり理解せずに、ウォーキングをやったのが原因かと思われます。

一般にやられているウォーキングは、反り腰などの姿勢を矯正しようとして、体の一部分に無駄な力を入れてしまっています。

体の一部分に無駄な力を入れると、その部分の筋肉が緊張してしまって痛みなどの原因になり、余計姿勢のバランスがくずれ反り腰がひどくなってしまいます。

それでは、筋肉に負担をかけずに歩くにはどうしたよいのでしょうか?

それは、体のどこにも無駄な力が入っていない、自然な姿勢で歩くのが一番かと思います。

自然な姿勢で歩くと言うのは、反り腰になっていても、あえてそれを矯正しようという意識を持たずに歩くことです。

そうすれば、筋肉に適切な刺激が加わり、筋肉の緊張のバランスがとれてきて、自然に姿勢も改善していきます。

疲労がたまっただけでは肩こりの症状は出ません

一般的に仕事や家事などで疲労がたまると、肩こりの症状が出るとイメージしている人が多いと思います。

しかし、ただ疲労がたまっただけでは肩こりの症状は出ません。

ただ、現実には疲れがたまってくると肩こりが出るという人もいます。

ですから、私が言ってることは矛盾があるように思えます。

でも、矛盾はありません。

疲れによって肩がこっているように見えますが、本当は内臓の影響で肩こりが出ているのです。

つまり、疲れは肩こりが出るきっかけになっているだけなのです。

内臓と筋肉の関連

肩甲挙筋・・・膀胱

僧帽筋上部繊維・・・尿管

僧帽筋中部繊維・・・十二指腸

僧帽筋下部繊維・・・大腸(下行結腸)

上に内臓と筋肉の関連を書きましたが、疲れによって内臓が影響を受けて、さらに筋肉が内臓からの影響があり肩こりになっているわけです。

図式化すると

疲れ

内臓

筋肉

肩こり

となります。

ストレッチポールを使ってエクササイズをすると、反り腰が改善される?

ストレッチポールを使ってエクササイズをすると、反り腰が改善されるということです。

本当なのでしょうか?

確かに、ストレッチポールを使ってエクササイズをすると、全身の筋肉はほぐれます。

そして、全身の筋肉がほぐれると、腰痛、肩こりなどの症状も緩和するでしょう。

ストレッチポールで腰痛は改善しても、反り腰は変わらない

しかし、全身の筋肉がほぐれて、腰痛、肩こりなどの症状が緩和したからと言って、反り腰が改善されるかどうかは、また別の話です。

ストレッチポール以外の器具を使ったエクササイズ、整体、カイロプラクティック、オステオパシー、按摩、マッサージ、鍼灸などを行って、腰痛、肩こりなど症状が緩和したとしても、反り腰などの姿勢の改善が出来ないことは多いです。

反り腰が改善されたように見えても、効果が一時的ということがほとんどです。

私も、いろいろ整体の調整法を研究し、腰痛、肩こりの緩和が出来ることはありましたが、本当に反り腰などの姿勢を改善できる方法に出合ったことがありません。

反り腰などの姿勢を改善させるには、特別なテクニックが必要なのです。

でも、ストレッチポールを使ったエクササイズを否定するものではありません。

ストレッチポールを使ったエクササイズを行えば、全身の筋肉がほぐれるわけですから、腰痛、肩こりなどの症状緩和が期待できます。

でも、ストレッチポールを使ったエクササイズでは、反り腰などの姿勢の改善は期待できませんから、あまり過度な期待は禁物です。

悪い姿勢をしてると腰痛になる?

ネット上には、悪い姿勢をしてると腰痛になりやすいと書いてあるホームページが多いですね。

整体院のホームページにも、そのように書いているところが少なくないです。

悪い姿勢とは

・椅子に座る時に足を組む

・横座りをする

・アヒルすわりをする

・頬づえをつく

・片足に重心をのせて立っている

・バックをいつも同じ肩にかけている

・猫背で前かがみになっている

などです。

確かに上に挙げたような姿勢をしていると、体がゆがみます。

体がゆがむと筋肉に負担がかかって腰の痛みにつながるような気がします。

でもそれほど心配するようなことではありません。

体がゆがんだとしても一時的なことで、時間が経てば元の良い状態に戻ります。

腰の痛みが出るのは、日常の悪い姿勢が原因ではなく、別の原因があります。

その別の原因とは、内臓です。

内臓と全身にある一つひとつの筋肉は関連があります。

内臓の機能が落ちると、筋肉が影響を受けて緊張が強くなり痛みにつながります。

もちろん、腰痛の原因は内臓だけではありません。

スポーツや仕事などで腰の筋肉、筋膜などに強い力がかかって損傷すると、腰が痛くなります。

筋肉、筋膜の損傷による腰痛は外傷ですが、外傷による腰痛はそれほど多くありません。

ほとんどの腰痛が内臓が関係して起きているのです。

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