インナーマッスルを鍛えていくと腰痛も改善される?

一般的な見方

腰を痛めないためには、腰に負担がかからない姿勢を保っていることが重要だとされています。

その姿勢を保持するためには、体の深部にある、いわゆるインナーマッスルのバランスが良くないといけないとされます。

そのインナーマッスルは「腹横筋」と「多裂筋」という筋肉です。

腹横筋は、お腹の横の部分にある筋肉です。

また、多裂筋は、背骨を支える筋肉です。

そして、これらのインナーマッスルをストレッチなどでほぐしていくと、腰に負担がかかりにくくなり腰痛の改善になるいうことです。

当整体院の考え方

確かに、「腹横筋」と「多裂筋」といったインナーマッスルを鍛えていくと、腰に負担がかかりにくい姿勢になっていくでしょう。

しかし、腰に負担がかかりにくい姿勢になっていったとしても、腰痛は改善しにくいのです。

と言うのは、腰痛は内臓からの影響によることがほとんどだからです。

筋肉は、内臓と関連していますので、内臓の機能が低下すると、内臓から筋肉に反射が起こり、緊張が強くなって硬くなり腰痛が起こりやすくなるのです。

内臓から筋肉に反射が起こることは、内臓-筋肉反射と言います。

そして、内臓の機能低下は、体を流れるエネルギー(気)の滞りの影響です。

腰痛が起こるしくみ
体を流れるエネルギー(気)の滞り

内臓の機能低下

内臓-筋肉反射

筋肉の緊張が強くなる

腰痛

以上のように、筋肉(インナーマッスル)のバランスのくずれを整えて腰にかかる負担を減らしていっても腰痛は改善しにくいのです。

ぎっくり腰が長引くのはなぜ?

腰を痛めて歩くのも苦労するくらいの状態でも、普通は1週間くらいすれば、痛みも消えて普通の生活に戻れます。

ところが、ひどい痛みはなくなっても、鈍痛が何ヶ月も続いていてなかなか痛みが引かない場合があります。

ぎっくり腰は、普通腰の筋肉、筋膜などの微小な損傷によるものとされています。

こういった腰痛は、筋・筋膜性腰痛と呼ばれています。

筋肉、筋膜などの損傷は、数日から長くても数週間くらいでほぼ修復されます。

ですから、筋肉、筋膜などの損傷が修復されれば、痛みが引くはずです。

長引くぎっくり腰は内臓が関係しています

でも、何ヶ月も鈍痛が続いている時や足の痛み、しびれが伴う場合は、他の原因で腰痛の症状が出ていると考えられます。

そのような症状の場合、一般的には腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離・すべり症、脊柱管狭窄症などの骨の異常が原因だとされることもあります。

骨の異常で神経が圧迫され、痛み、しびれなどが出ているというわけです。

でも私は、骨の異常による神経圧迫は関係してないと考えています。

内臓が関係するぎっくり腰のしくみ

“気”の滞り

内臓の機能低下

内臓と関連する筋肉の緊張が強くなる

腰痛

私が原因だと思っているのは、内臓からの影響です。

筋肉は、内臓と関連があるため、内臓の機能が低下すると、筋肉が影響を受けて、過緊張し、腰の痛みにつながります。

当整体院にも、ぎっくり腰をやって他の整体の施術を受けるも、鈍痛がなかなか取れなくて困っている人が来られます。

施術を受けても痛みが解消しないのは、筋肉を調整したり、背骨、骨盤の調整を中心にして施術をしたからでしょう。

内臓が関連する腰痛は、そのような施術では改善は難しいです。

そのような場合は、東洋医学でよく言われる“気”の調整をしていけば、改善しやすくなります。

ぎっくり腰Q&A

.ぎっくり腰の時は湿布などで冷やせば痛みはやわらいでいきますか?

.筋肉、筋膜を損傷して痛みが出るいわゆる筋・筋膜性腰痛の場合、痛みのある部分に炎症が起きますので、湿布などで冷やすと炎症が早く引く可能性はあります。

しかし、ぎっくり腰は、筋・筋膜性腰痛の症状だけではありません。

内臓が関連したぎっくり腰も多いです。

内臓が関連したぎっくり腰の場合は、筋・筋膜性腰痛のぎっくり腰のように炎症は起きませんので、湿布を貼っても意味がありません。

ですから、湿布を貼って冷やしても必ずしも痛みがやわらぐことがないのです。

.ぎっくり腰を予防できますか?

.上でも書きましたが、ぎっくり腰は基本的に内臓が関係しています。

そして、外傷による腰痛も内臓が絡んでいます。

内蔵の機能が低下すれば、再度ぎっくり腰になる可能性があります。

ですから、日常の動作に注意して腰に負担がかからないようにしていても予防することは難しいのです。

腰痛と痛み止めの薬

腰痛でまったく動けなくて、日常生活も困るくらいになっている期間が長い人がいます。

そういう人は、精神的ストレス、肉体的な疲労、過去の怪我などの影響があると思います。

でも、腰痛が悪化するのは、それだけが原因ではありません。

内臓の働きが悪くなって、動けなくなるほどのひどい腰痛になることもあります。

内臓の働き悪くなる原因の一つとして、消炎鎮痛剤など痛み止めの薬の常用もあります。

腰痛が出るたびに、薬の服用を続けるうちに内臓の働きが悪くなり、腰の状態がだんだん悪くなっていくというわけです。

皆さん腰痛が出ると、気軽に痛み止めの薬を服用しています。

しかし、消炎鎮痛剤は、内臓に影響を与えるから、常用しないようにして下さいと言っている医師もいるくらいですから、作用もありますが副作用も大きいのです。

ですから、腰痛が出ても症状がひどいうちは仕方ない面もあります。

しかし、症状が軽くなってきたら、なるべくなら痛み止めの薬の服用は控えた方がよろしいかと思います。

と言うのは、内臓は一旦働きが落ちた状態が続いていると、回復するのに長期間の時間が必要だからです。

そういうこともありますから、腰痛の症状も改善しづらくなってしまいます。

筋トレをすると肩こりが改善する?

慢性の肩こりの人が、これ以上悪化させない、また少しでも症状が良くなるようにということで、筋肉トレーニングをされる人が多いと思います。

肩こりで病院に行くと、先生から筋肉を鍛えなさいといわれます。

たしかに肩こりは、ほとんどが筋肉の問題で症状が出ることが多いです。

その結果、筋肉を鍛えると肩こりが良くなるという考え方なのでしょう。

ところが、筋肉を鍛えた結果かえって肩こりが悪化したという人がいます。

また逆に筋トレをやって肩こりが良くなったという人もいます。

悪化した人と良くなった人はどこが違うのでしょうか。

考えられるのは

1.トレーニングの強度・量の問題

2.トレーニングの時期の問題

3.その人の体に合ったメニューのトレーニングであるか

1の強度と量ですが、トレーニングの目的によって違うと思います。

ボディビルのように筋肉の量を増やすのが目的ではなく、肩こりの再発を防止するのが目的としてトレーニングをやるわけですから、それに合った強度と量にするべきです。

2の問題は、症状がほとんどないか、あっても極軽い時にやるべきです。

3は、トレーニングメニューによって症状が良くなったり悪くなったり、変化がないなどいろいろです。

ですから、どこの筋肉をやるかによって結果がかなり違ってきます。

また、トレーニングする時に筋肉を動かす方向によって結果が違います。

以上いろいろ書きましたが、トレーニングをやる場合はあまり自己流ではやらない方が得策です。

ただ、自己流でもそのやり方が理にかなった方法でしたら問題はないでしょう。

でもやり方が分からなければ、専門家に指導を受けたほうがベターだと思います。

最後に、肩こりの再発防止を目的に筋肉トレーニングをやり結果を出すのは難しいと思います。

それは、ちょっとしたやり方の違いによって結果に違いが出るからです。