一般的な見方
腰を痛めないためには、腰に負担がかからない姿勢を保っていることが重要だとされています。
その姿勢を保持するためには、体の深部にある、いわゆるインナーマッスルのバランスが良くないといけないとされます。
そのインナーマッスルは「腹横筋」と「多裂筋」という筋肉です。
腹横筋は、お腹の横の部分にある筋肉です。
また、多裂筋は、背骨を支える筋肉です。
そして、これらのインナーマッスルをストレッチなどでほぐしていくと、腰に負担がかかりにくくなり腰痛の改善になるいうことです。
当整体院の考え方
確かに、「腹横筋」と「多裂筋」といったインナーマッスルを鍛えていくと、腰に負担がかかりにくい姿勢になっていくでしょう。
しかし、腰に負担がかかりにくい姿勢になっていったとしても、腰痛は改善しにくいのです。
と言うのは、腰痛は内臓からの影響によることがほとんどだからです。
筋肉は、内臓と関連していますので、内臓の機能が低下すると、内臓から筋肉に反射が起こり、緊張が強くなって硬くなり腰痛が起こりやすくなるのです。
内臓から筋肉に反射が起こることは、内臓-筋肉反射と言います。
そして、内臓の機能低下は、体を流れるエネルギー(気)の滞りの影響です。
腰痛が起こるしくみ
体を流れるエネルギー(気)の滞り
↓
内臓の機能低下
↓
内臓-筋肉反射
↓
筋肉の緊張が強くなる
↓
腰痛
以上のように、筋肉(インナーマッスル)のバランスのくずれを整えて腰にかかる負担を減らしていっても腰痛は改善しにくいのです。