筋肉の緊張を緩めると坐骨神経痛は改善する?
坐骨神経痛になった時に体が横に倒れたような姿勢になることがあります。
その時は、腹直筋というお腹にある筋肉の片側が緊張が強くなっていて、その影響で体が曲がってしまっているわけです。
そういったケースでは、腹直筋を調整すると、横に倒れた姿勢が改善してお尻や脚の痛みも軽くなるとされています。
しかし、腹直筋を直接的にしろ間接的にしろ調整をしても、効果は一時的ですから元の状態に戻ることが少なくありません。
また、調整の仕方が悪いと、逆に体の倒れ方がひどくなって坐骨神経痛も悪化することもあります。
なぜでしょうか?
それは、筋肉を緩める調整は、神経に刺激を加えるような施術をするからです。
体の歪みが慢性化してしまっている場合は、神経に刺激を加えても体は変わりません。
体の歪みが変わらないわけですから、坐骨神経痛の症状もほとんど変化はありません。
もし、変わったように見えても、一時的なものです。
ではどうすれば体は変わるのでしょうか?
調整は、神経に刺激を加えるのではなく、東洋医学の考え方である“気”の調整をすると、体が横に倒れてしまったのも変わります。
もちろん、体の歪み(体が倒れた状態)が慢性化していなければ、なにもしなくても良くなっていきます(自然治癒)。
※“気”は、体の内外を流れるエネルギーのことです。