便秘と冷え

女性は便秘がちで冷え症の人が多いです。便秘と冷えで検索すると、便秘は冷えが原因で起こると言っているサイトが多くあります。身体が冷え血行が悪くなり、便秘になるという理屈です。

ですから、冷えを取るような健康食品を摂ったり、いろいろな方法で身体を温めると冷えが改善され、便秘も良くなっていくということです。でも現実には理屈どおりにはいかないようです。

冷え症を良くするには内臓の働きを改善させる必要がある

私は逆だと考えます。便秘が原因で身体が冷えると思います。便秘などの内臓の不調により、内臓-体表反射で皮膚の冷えを感じるセンサー(受容器)の感度が上がり(閾値が下がる)その結果、極端に気温が低くなくても体に冷えを感じやすくなると考えます。

私もお腹の不調の時はそんなに寒くなくても、身体が冷たく感じます。お腹の不調の時に身体の冷えを解消するために、暖房を強くしたりすると暖かくなりますが、暖房の温度を下げるとまた身体に冷えを感じます。しかし、お腹の不調が回復すると、身体の冷えは感じなくなります。

私の所に来られている人も、便秘で冷え症だったのが、体の調整により便秘が改善されるにしたがって体の冷えも良くなったと言われます。つまり、身体の調整を行ったことにより内臓の働きが改善され、皮膚の冷えを感じるセンサー(受容器)の感度が下がった(閾値が上がる)ということになります。

ですから、便秘で冷えを感じやすい人は体を温めるようなこと、例えば足湯などをやってもその場は体が暖かくなっても、すぐに冷えが戻ってしまうわけです。ただし、温熱療法でも腕のいい灸師などが施術をすれば、内臓の働きが良くなり冷えも改善すると思います。