カテゴリー別アーカイブ: 膝の痛み

膝を痛めるのは筋力が弱いから?

ランニングをやって膝を痛める人が多いようです。そういう人は脚の筋力が弱いから膝が痛い、重い、だるいという症状が出ると思っている人が多いです。

筋力が弱いというのは、何を基準にして言っているのでしょうか?基準がなければ弱いとか強いとか言えないように思うのですが。

怪我や病気で長い間寝たきりの生活をしていたのなら、筋肉そのものが弱くなっているかもしれませんが、ランニングが出来るわけですから、筋力が弱いとはとても言えないように思います。

筋力が強くなっている筋肉に痛みが出る

痛くなるところの筋肉は、筋力が弱くなっている筋肉ではなく、筋力が強くなっている筋肉でしょう。

筋力が強くなっている筋肉は、緊張が強いですから、骨に付着している部分の筋肉の腱がランニングをすることによって引っ張られて、痛みを出していると思われます。

ですから対策としては、強くなっている筋肉を調整してあげる必要があります。強くなっている筋肉を調整によって弱くします。

弱くするといっても、正常な力の筋肉に近づけるのです。強くなっている筋肉は、力が強すぎるわけです。強すぎるから、それを調整するだけです。

そうすれば、筋肉の腱は引っ張られる力が弱くなるわけですから、痛みが減ります。決して、アイシングなどの処置では解決できません。

なんのためにアイシングをするのかはっきりしないから、アイシングでは解決できないわけです。目的がはっきりしていれば、アイシングを使って処置をして問題が解決するはずです。

腱の拘縮による膝の痛み 

膝が痛い、重い、だるいという症状は

・膝の内側

・膝の外側

・膝の裏

・膝のお皿の周り
といろいろのところに症状が出ます。

それぞれ痛む場所が違っていても、だいたい膝の関節の周りに痛みが出ることが多いです。

腱の拘縮を直接調整しても効果は少ない

それは、膝の関節の周りにくっついている筋肉の腱の部分が拘縮(筋肉が持続的に収縮している)しているため、膝を曲げたり伸ばしたりした時に、腱の拘縮部分が引っ張られて痛みが出るわけです。

拘縮には、

・腱が縮んだまま拘縮している場合

・腱が伸びきったまま拘縮している場合

の2通りあります。

その2通りの拘縮している腱に対して、直接操作して調整する人もいますが、当院では直接腱に触れて操作することはありません。

と言うのは、腱に対して直接操作する方法は、いわゆる対症療法的な操作ですので、当院ではやらないわけです。その他にも、理由があります。それは、その操作がかなり痛みが伴うからです。

もし、仮に操作が対症療法の施術方法でなければ、無痛整体と謳うを止めて、その調整法をやっていたかもしれません。

まあそれはともかく、当院ではそういった方法ではなく、拘縮している腱が自然にその拘縮が解けるような方法で施術をしています。

膝が痛い男性

神経痛(坐骨神経痛、大腿神経痛)による膝の痛み

普通、膝が痛い、重い、だるいというような症状が出るのは

・長く歩いた時

・階段を上る時、降りる時

・正座をしている時

・座っていて立ち上がる時

などのいわゆる動作をしようとする時、あるいは動作をした後に痛むことが多いです。

神経痛による痛みは自律神経系に働きかける必要がある

しかし、坐骨神経痛や大腿神経痛などの神経痛が原因で膝が痛む場合、ジッとしていても痛みが出ることがあります。

坐骨神経痛が原因で膝が痛む時は、坐骨神経の通り道である膝の裏側に症状が出ます。

また、大腿神経痛が原因で膝が痛む時は、大腿神経の通り道である膝の前面や側面に痛みが出ます。

動作をしようとする時、あるいは動作をした後に痛む時は、筋肉の腱の拘縮が原因のことが多いので、痛む筋肉自体を暖めたりサポータをしたり、シップを張ったりすれば痛みが和らぐことがあります。

しかし、坐骨神経痛や大腿神経痛が原因で膝に痛みが出ている時は、内臓の働きが悪くなって神経痛になっていますので、そういった処置をしても症状が和らぐことは少ないです。

ですから、そういった神経痛による膝の痛みに対処するには、自律神経系に働きかけるような施術する必要があります。

もし、他の整体の施術を受けて、症状に変化がないようでしたら、その施術を続けてもあまり回復が望めません。

と言うのは、自律神経系に働きかけるような施術をしていないからです。

消化器系の働きが悪くなると、膝の内側が痛くなりやすい

膝の痛みのうち、内側が痛むのは2番目に多いそうです。痛みが出る場所は、縫工筋、薄筋、半腱様筋という3つの筋肉の腱の部分とその周辺です。この3つの筋肉の腱の部分は鵞足(がそく)部と言われており、症状が出ると鵞足炎という名前が付けられています。

痛みのある筋肉を直接調整しても症状は改善しにくい

スポーツなどでは、この3つの筋肉の腱に負担がかかるのは、筋肉を使いすぎるからですが、そんなに筋肉を使いすぎていないのに、立ったり座ったり、階段の上り下りなどの動作の時に膝の内側に痛みが出る場合、痛みの原因の一つとして内臓の弱りが考えられます。

膝の動きに関係する筋肉と内臓の関係

縫工筋…大腸(上行結腸)

薄筋…小腸

半腱様筋…小腸

半膜様筋…小腸

大腿二頭筋…小腸

大腿直筋…膀胱

外側広筋…膀胱

内側広筋…膀胱

膝窩筋…小腸

足底筋…小腸

腓腹筋…大腸(下行結腸)

上記したように消化器系の臓器、特に大腸、小腸の働きが悪くなると、関連する筋肉のバランスが悪くなり、膝の内側の痛みにつながることがあります。

他の整体、鍼灸、マッサージなどの施術では、膝の内側に痛みがあっても、膝の前、裏の筋肉も痛みに関係しているとして、それらの筋肉を調整するようです。

当院では、膝に痛みがあるからといって、膝の筋肉を直接調整することはありません。確かに、膝に痛みが出ているわけですから、膝の回りの筋肉を調整すれば、膝の痛みは薄らぐでしょう。

しかし、痛みの出ている膝の筋肉の緊張は、あくまでも結果です。結果の部分をいくら調整してみても、問題解決にはつながらないと考えます。ですから、当院では、膝の回りの筋肉を調整は行いません。

当院では、痛みが出ている鵞足(がそく)部の筋肉の緊張がやわらぐようにするのに、直接筋肉を調整せずに、体の他の部分を調整します。
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膝の痛いのって、O脚が関係あるの?

膝が痛いと、O脚が原因とされることが多いようです。   確かに、O脚になっている人の膝の関節は内側の間隔が狭くなっていますから、関節がすり減って痛みが出るという解釈もできないこともないです。

膝痛は必ずしもO脚が要因とは限らない

しかし、その解釈にはちょっと無理があるような気がします。 若い人にもO脚の人はたくさんいますが、全員膝の痛みを訴えているのでしょうか。 また、そのような状態でしたら常時膝の曲げ伸ばしで痛みが出るはずです。

しかし、膝が痛い時と痛くない時があります。 例えば、温めると痛みが薄らぐこともあると思います。 O脚で関節がすり減っているのが痛みの原因なら、温めても痛みが薄らぐはずはないと思うのですが。

私は、膝の痛みは関節のすり減りが原因ではないと考えます。 膝に付着している筋肉の腱が拘縮(硬くなって)して、膝の曲げ伸ばしの際に引っ張られ痛みが出ていると考えます。

なぜそうなるのか。 拘縮した腱が緩むような施術をすると痛みがなくなるからです。 もし、そのような施術をして膝の痛みがまったく出なくなったとしたら、O脚で関節がすり減っているから痛みが出ているという理屈が成り立たなくなります。

拘縮した腱が緩むと関節のすり減ったのが元の状態に戻ったから痛みがなくなったのでしょうか。 そんなことは考えられません。 もし仮に関節のすり減ったのが元の状態に戻るとしても、2~3日で再生するとは到底考えられません。

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膝が痛い男性

膝のテーピング

膝の筋肉などを痛めた時に、膝を固定するために使用するテーピングや伸縮するテーピングが活躍します。それらのテーピングは、病院、接骨院、整体院、それにスポーツの現場などで幅広く使われています。

私も整体を始めた頃は、テーピングを使っていました。私が使っていたテーピングは、伸縮するタイプのモノです。この伸縮するテーピング、膝の痛い人に貼ってもその場で症状が改善します。ですから、かなり重宝したものでした。

慢性の膝痛はテーピングでは良くならない

この伸縮するテーピングの原理は、テープを皮膚に貼ることによって、体内に隙間ができてリンパ液の流れが良くなり、痛みや凝りが緩和するということです。

このテーピングを貼るとその場で症状が改善されて重宝したのですが、皮膚がかぶれるという欠点がありました。ですから、効果のあるのはいいのですが皮膚がかぶれるということで、テープを貼るのを敬遠する人もいました。

その後、筋肉を調整する研修会に行き始めましたので、あまりその伸縮するテーピングも必要性があまりなくなり自然に使わなくなりました。

このテーピング貼ると急性の症状ですと、そのまま症状が緩和してしまうことも多いです。

しかし、慢性の症状ですとその場で症状は改善しますが、はがすとまた元に戻ってしまいます。と言うことは、慢性の症状の場合、筋肉など組織の状態が改善していないということになります。

このテーピングを貼り続けても、筋肉など組織の状態が改善していくことは不可能なようです。

ところが、私が施術で使っている方法ですと、今言った筋肉などの組織の状態を改善することが可能です。
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