カテゴリー別アーカイブ: 腰痛

横座りをする女性

悪い姿勢をしてると腰痛になる?

ネット上には、悪い姿勢をしてると腰痛になりやすいと書いてあるホームページが多いですね。

整体院のホームページにも、そのように書いているところが少なくないです。

悪い姿勢とは

・椅子に座る時に足を組む

・横座りをする

・アヒルすわりをする

・頬づえをつく

・片足に重心をのせて立っている

・バックをいつも同じ肩にかけている

・猫背で前かがみになっている

などです。

確かに上に挙げたような姿勢をしていると、体がゆがみます。

体がゆがむと筋肉に負担がかかって腰の痛みにつながるような気がします。

でもそれほど心配するようなことではありません。

体がゆがんだとしても一時的なことで、時間が経てば元の良い状態に戻ります。

腰の痛みが出るのは、日常の悪い姿勢が原因ではなく、別の原因があります。

その別の原因とは、内臓です。

内臓と全身にある一つひとつの筋肉は関連があります。

内臓の機能が落ちると、筋肉が影響を受けて緊張が強くなり痛みにつながります。

もちろん、腰痛の原因は内臓だけではありません。

スポーツや仕事などで腰の筋肉、筋膜などに強い力がかかって損傷すると、腰が痛くなります。

筋肉、筋膜の損傷による腰痛は外傷ですが、外傷による腰痛はそれほど多くありません。

ほとんどの腰痛が内臓が関係して起きているのです。

ストレッチを受ける人

腰痛はストレッチをすると良くなる?

腰が痛くなった時に症状を改善させようとしてストレッチをする人は少なくありません。

でも、腰が痛いからといってストレッチで症状が和らぐとは必ずしも限りません。

腰痛の症状でストレッチが有効なのは?

基本的にストレッチが有効なのは、筋肉の使いすぎによる腰痛に限ります。

いわゆる筋肉の疲労による腰痛ですね。

筋肉を使いすぎて疲労すると疲労物質がたまり、いわゆる筋肉痛になりますが、ストレッチをして筋肉を収縮させると、疲労物質が洗い流されて楽になります。

でも、腰が痛くなるのは筋肉疲労ばかりではありません。

筋肉に疲労がない腰痛の場合は、いくら一生懸命ストレッチをしても良くなることはありません。

もちろん、筋肉を収縮させますので楽になることもあります。

しかし、それは一時的なことです。

時間が経てばまた戻ります。

筋肉疲労による腰痛以外と言えば、内臓からの反射、外傷(肉離れ、骨折など)によるものがあります。

内臓からの反射、外傷による腰痛は、筋肉の疲労物質によって痛むわけではないですからストレッチをしても効果はありません。

そういった場合には、その状態にあわせた処置が必要になってきます。

※筋肉の疲労による腰痛でもストレッチのやり方が良くないと効果が出なかったり、かえって症状を悪化させることもあります。

腰のマッサージ

筋肉を緩めると腰痛は良くなる?

筋肉を緩めると腰の痛みが楽になるということで、いろいろな筋肉の緊張を解放する方法が考案されています。

その方法として

ストレッチ

マッサージ

各種エクササイズ

薬(筋弛緩薬)

などがあります。

筋肉をゆるめると腰痛が良くなるか疑問

以上のように筋肉の緊張を緩める方法はいろいろありますが、はたして筋肉を緩めることが腰痛の改善につながるかどうかは疑問に思っています。

仮に筋肉を緩めることが腰痛改善になるとしたら、ほとんど腰痛の人がいなくなるはずです。

と言うのは、腰痛の改善方法と言われるものが筋肉を緩めるやり方がほとんどですから。

でも、現実は腰痛の人が減っているわけではないです。

それはどうしてでしょうか?

私は、筋肉を緩めることが腰痛の施術の正しい方法であると、ずっと以前は思っていました。

でも、いつ頃からは記憶ありませんが、筋肉を緩めても腰痛は良くなっていかないと感じていました。

基本的に筋肉をゆるめても、なにも症状に変化はないと思います。

一時的には緊張が取れて痛みも楽になります。

でもそれだけです。

もし腰痛が慢性化している場合は、筋肉の緊張が一時的に和らぎます。

でもそれだけのことですから、筋肉の緊張をゆるめる調整では腰痛は良くなっていくことはありません。

腰痛を良くしていくには?

ではどうすればよいのでしょうか?

筋肉を緩めるのは、基本的に神経に働きかけます。

薬の説明書きにもそのことが書いてあります。

でも、神経に働きかけた場合は、一時的な弛緩作用しかありません。

それでは、慢性の症状には効果は出ません。

慢性の症状には、神経ではなく東洋医学で言われている経絡に働きかける必要があります。

経絡は、目で確認できるものではないので、鍼灸師でもその存在を否定する人がいます。

でも間違いなく存在します。

そして、その経絡には“気”というものが流れています。

その“気”が神経に影響を与えるため、経絡に働きかけることによって、神経も調整され慢性の症状も改善されていきます。

ですから、筋肉を緩めて直接神経に働きかけても、慢性の症状は改善しないのです。

整体手技

腰痛は背骨(腰椎)を調整すると改善する?

他の整体院では、背骨(腰椎)を直接調整すると腰痛が改善すると謳っています。

背骨の中には脊髄神経が通っていて、その脊髄神経から枝分かれして末梢神経が内臓、筋肉などに走っています。

背骨に対して刺激を加えると神経が調整されて、内臓、筋肉の緊張が緩和し、腰の痛みも和らぐというものです。

カイロプラクティックでは、背骨の一個一個の骨(椎骨と言います)のズレの方向をスタティックパルペーション(静的検査)、モーションパルペーション(動的検査)などの検査法で細かく調べ、椎骨に直接アプローチしてアジャスト(調整)します。

背骨(腰椎)を直接調整すると腰痛が良くなるかは疑問

でも実際の施術では、直接背骨(腰椎)を調整してもなかなか理論どおりに結果が出ないです。

ですから、背骨を直接調整する施術者も、施術をして思うように腰痛が改善していかない場合は、他の施術法を使って背骨以外の体の各所を調整します。

その方法にはいろいろな方法があります。

ざっと挙げると

頭、首、肩、肩甲骨、上腕、前腕、、手、手の指、肋骨、骨盤、大腿、下腿、足首、足、足の指と体じゅうどこを調整しても、一定の効果があります。

ただし、その中で効果が一番出る部位は限られてきます。

とは言え、腰痛の症状は腰椎の部分が調整されないと改善していきません。

脊髄の腰髄神経から腰周りの筋肉に走っているからです。

腰椎の部分の調整として、直接に腰椎にアプローチするか間接的にアプローチする違いがありますが、私の考えとしては間接的にアプローチしたほうが結果が出やすいと思っています。

座ってる時に腰に痛みが出る

以前、腰の反りがひどくなって、わずかの時間でもイスに座ってると、腰が痛くなるという方がみえたことがあります。車の運転も長時間になると、すぐにギックリ腰を起こしそうになっていたそうです。

その方は、基本的に椅子に座って食事をすることが出来ず、立って食べてたそうです。ですから、腰痛もかなり重症です。

1回目の施術の後しばらく日にちが経ってから、久しぶりに椅子に座って食事が出来るようになったそうです。

その方は、最初に書いたように、かなりの反り腰になっています。

座ってる時に腰に痛みが出る人は、反り腰の状態になっている

また、5ヶ月くらい前から、来てる方なのですが、10年くらい肩、首、腰に痛みが出ていて、いろいろな治療所に行ってみても症状が改善されなかったそうです。
その方も椅子に座ってパソコン作業をしていると腰の痛みがきつくなってきます。

その方の姿勢を観察すると、やはりかなり腰が反っています。
背中も丸くなっています。

その方の施術頻度は、だいたい一ヶ月に1回くらい来られますが、3日前に来られた時は、日にちが前々回までより少し開きました。

「少し日にち開きましたね」とお聞きすると、椅子に座って仕事をしていても、それほど腰が痛まなくなったというご返事でした。
それに腰の反りも良くなってきたということです。

ですから、座っていて腰が痛くなる人は腰が反ってる人が多いようですので、反り腰が改善するような施術が必要です。

ところで、イスに座る時に腰の痛みが出ないようにするために、背もたれのあるイス用のクッションが販売されています。

その商品は、腰の反り具合が緩やかになるのを防ぐために腰に当てて使用します。でも、その商品を使ったからといって、腰の反り自体が良くなるわけではありません。あくまでも、椅子に座っている時の痛みが減るだけの効果しかありません。

やはり、根本的に腰の反りが改善するような施術が必要です。

木漏れ日

腰痛と冷え

体が冷えると腰痛になると言ってるホームページ、ブログが多いようです。

体が冷えると腰痛になるのは、血液の循環が悪くなって筋肉の緊張が強くなり、その結果、腰が痛くなるという理論のようです。

体が冷えて腰が痛くなるわけではありません。

内臓の働きが悪くなると、内臓がそれを修復しようとして、内臓に血液が集中するため、体や手足に十分血液が行かないため、冷えが起こります。

気温が低い冬は、特に寒く感じます。

そして、腰に痛みが出ることもあるでしょう。

内臓の働きが悪くなる原因として、

・内臓の疲労

・体の疲れがたまっている

・過去の怪我(骨折、脱臼、捻挫など)の影響

などが挙げられます。

ただ、腰に痛みを感じるのは、冷えが原因ではありません。

内臓と関連がある腰の筋肉が、内臓からの影響(内臓筋肉反射)で痛みが出ているのです。

しかし、この現象は体の自然な働きですから悪いことではありません。

内臓の修復が済んで働きが回復すれば、体や手足に血液が回るため冷えを感じなくなります。

また、腰の痛みも感じなくなるでしょう。

樹木

草むしりで腰痛

草むしりをする機会が多くなると、腰を痛める人が多くなります。

なぜしゃがんで前屈みの姿勢で草むしりをすると、腰を痛めやすくなるのでしょうか?

しゃがんでする作業で腰が痛くなる理由

それは、しゃがんだ状態で前屈みの姿勢になることによって、骨盤の前にある大腰筋という筋肉が影響を受けるからです。

しかし、しゃがんで草むしりをすることは、腰痛が出るきっかけにすぎません。

と言うのは、毎回草むしりをすれば腰痛になるとは限らないからです。

本当の原因は、内臓からの影響で腰の痛みが出るのです。

詳しく説明すると

内臓からの反射で大腰筋にある経穴(ツボ)に影響して、さらに大腰筋ある経穴(ツボ)から腰の筋肉にある経穴(ツボ)に反射が起きて、腰の痛みが出るわけです。

図式で表わすと

大腰筋に関係のある内臓

大腰筋ある経穴(ツボ)

腰の筋肉にある経穴(ツボ)

腰痛

といった具合になります。

施術

上記したように内臓からの影響で腰の痛みが出ていますので、それに応じた方法で施術を行う必要があります。

背骨などの骨格を矯正したり、筋肉の調整では腰の痛みは改善しにくいのです。

内臓関連の腰痛は、東洋医学で言われる“気”の流れが関係しています。

“気”は、体の内外を流れるエネルギーのことです。

そして、“気”の流れが滞ると内蔵機能の低下します。

その結果、大腰筋ある経穴(ツボ)→腰の筋肉にある経穴(ツボ)といった順番で反射が起きますので、“気”の流れの滞りを調整することによって腰の痛みも改善されていきます。

葉っぱ

腰痛のツボ

腰痛に効くと言われるツボがあります。

脚、足にあるツボは委中、承山、三陰交、崑崙、僕参。手にあるツボは、中渚、外関などがあります。

その他全身のいたるところに、腰に関係するといわれるつぼが点在しています。

腰痛のツボは同じツボが常に効果があるわけではない

これらの腰痛に効くといわれるツボ、操作の仕方にもよりますが、腰の痛みが和らいで一定の効果はあると思います。

ところで、腰痛で整体の施術を受けにこられる人で、腰の痛いところに磁気の絆創膏を貼っておられる人があります。

腰の痛みがあるところは、ツボの部分ですから、その部分に磁気の絆創膏を貼ることは、基本的には間違いではないと思います。

間違いではないでしょうが、腰の痛みが楽になっていないということは、貼る場所が違っているということなんでしょう。

ですから、体じゅうにある腰に関係するツボを一つひとつ調べていけば、腰の痛みに効果のあるツボを見つけることが出来るかもしれません。

ただ、効果のあるツボを探し出すことは要領が分かれば難しいことはないでしょしょうが、とにかく根気の要る作業です。

それはともかく、仮に腰の痛みに効果があるツボを探し出せたとします。

しかし、根気の要る作業を続けてようやく効果のある腰痛のツボを探し出せたとしても、そのツボは常に効果があるわけではないのです。

たとえ腰の同じ場所に痛みが出ていたとしても、別の場所のツボをやらないと効果は出ません。

つまりツボ療法をやるたびに、効果のあるツボを探す必要があるということです。

マラソン

運動不足と腰痛

運動不足だと腰痛になるという説があります。しかし、この説もどうも眉唾物のような気がします。

なぜかと言いますと、運動不足でないはずのスポーツ選手に腰痛が多いからです。いつから誰が「運動不足だと腰痛になる」と言い出したのでしょうか。

筋力に頼った運動は腰を痛めやすい

かなり矛盾してますよね。スポーツ選手が腰痛になるのは、多分運動しすぎというよりも間違った考え方で運動しているから腰痛が多いのだと思います。

例えば、柔道。柔道は、元々武道ですから技を競うものだったと思います。

でも、現在の柔道はオリンピックを見ても分かりますが、技を競うものというよりも単なる力比べになっているような気がします。

力比べの柔道ですから、本来の練習以外にパワーをつけるために筋肉トレーニングをします。筋肉トレーニングをすると、たしかにパワーは付きます。

しかし、その代償として筋肉の緊張が強くなりますので、筋肉のバランスがくずれて腰が痛くなったり、だるい、重いといった症状が出やすくなります。

筋肉のバランスのくずれとは、緊張のアンバランスです。今は、ほとんどのスポーツで筋肉トレーニングをするそうです。

スポーツ選手に腰痛が多いはずです。

そういうことがありますから、腰痛で来られた人に運動不足ですから、筋肉を鍛えるような運動して下さい。などというアドバイスをしたことがありません。

鉢植え

腰痛は腹筋と背筋のバランスのくずれが原因

腰痛は、腹筋と背筋のバランスのくずれが原因だと言われています。

確かに腰痛の人は、腹筋と背筋のバランスがくずれている人は多いです。そのせいか、腰痛で病院に行くと、腹筋と背筋を鍛えなさいと指導されます。

でも、どのようなバランスのくずれ方をしているかも分からないのに、ただ単に腹筋と背筋を鍛えろと言われても、言われた方はどうしてよいか分からないと思います。

腹筋、背筋運動は正しくやらないと腰痛が悪化する

あなたは、腹筋と背筋のバランスがこのようなくずれ方をしているから、こういう方法でやりなさいというのなら話はわかります。ただ単にやりなさいでは、言われた方は混乱するだけです。

もっとも、普段腹筋、背筋運動をやっている人が腰を痛める人がいますので話がややこしいです。そういう人は、腹筋、背筋運動のやり方が間違っていたか、やり方は良くてもやりすぎだったかのどれかだと思います。

やり方が間違っているというのは、その人の体の状態にその腹筋、背筋運動が合っていないということです。やり方は良くても、やりすぎは駄目です。

腰に痛みをかかえている人は、早く良くなりたいですから一生懸命腹筋、背筋運動をやります。そうするとどうしてもやりすぎになってしまう傾向があります。ですからなんでもそうですが、少し足りないくらいがちょうどいいのです。

ところで、腹筋、背筋運動ですが一般にやられている方法では、体のバランスを整えていくにはちょっと大雑把と言いますか、方法がアバウトな気がします。

腹筋、背筋運動を否定する人がいるのは、その辺が原因かと考えられます。整体の技術もそうですが、体にあったやり方をすれば腹筋、背筋運動でも十分腰の痛みが改善していくと考えています。

腰痛コルセット

腰痛の時にコルセットはどうですか?

腰の痛みが出たり、作業をしたり重いものを持つ機会が多い人はコルセットを使うことが多いと思います。

ひどい痛みの時は別ですが、コルセットを付けていると腰の痛みが和らぎますし、安心感があるかもしれません。

コルセットを常用している人も、本当は早くコルセットから卒業したいとお考えだと思います。
特に夏などは、コルセットを付けていると腰の所が蒸れますからね。

コルセットは腰痛を治さない

ところで、コルセットで腰を締め付けると痛みが和らぐのは、腰の周りの痛めている筋肉の伸び縮みを制限しているからなのです。ですから痛みは和らぎますが、腰の動きが制限されますから動きづらくなります。

それにコルセットの役割は、痛めている筋肉の伸び縮みの制限をしているだけですから、筋肉自体が正常の長さに戻るわけではありません。

筋肉自体を正常な長さに戻すには、自分でやるストレッチや体操などの方法がありますが、一般の人が行うにはちょっと難しいかもしれません。

ストレッチや体操を行って、逆に腰の痛みがひどくなったという人もあるようですから、餅は餅屋ということで、専門の人に任したほうが確実かもしれません。

葉っぱ

腰痛は、立ち方座り方で良くなる?

腰痛は、立ち方座り方で良くなると主張する人がいます。知らない人から見れば、一見正しいことを主張しているようにみえます。

しかし、そのように主張している人の言っていることは、根本的に正しくないです。

無理な立ち方座り方は腰痛を悪化させる

一見悪い姿勢に見える姿勢、例えば猫背などの姿勢は、その人にとって一番身体に負担がない姿勢なのです。その人にとって一番身体に負担のない姿勢は、筋肉によけいな緊張を与えていませんので身体が一番楽な状態の姿勢です。

その身体が一番楽な姿勢を、正しいとされる立ち方座り方(なにが正しいのか基準がありません)に変えようというわけです。

でも、その正しいとされる立ちかた座り方は、身体に負担をしいる姿勢です。身体に負担を強いる姿勢は、筋肉に対してよけいな緊張を与える姿勢です。

ですから、身体にとって負担になるような立ち方座り方をしたのでは、腰痛がある人の症状をよけいに悪化させてしまう可能性がありますので、そういう人のいうことは信じない方がよろしいかと思います。

余談ですが、寝相が悪い人がいます。なかには、信じられないような格好で寝ている人もいます。その寝相が悪い状態も、身体が一番身体に負担のない筋肉によけいな緊張を与えない姿勢を自然に取っているわけですからそれでいいのです。

腰痛体操

腰痛体操はいつからできるの?

腰痛体操をやりたくても、いつからやっていいのかわからないという人もいると思います。
腰痛体操もやり方によって始める時期が違います。

腰周りの筋肉を中心にほぐす場合

体操をやる時に痛みが走って出来ない場合は、痛みが軽くなってから体操をやったほうがいいかと思います。
痛みがひどいのに無理に体操をやれば回復が遅れる可能性があります。

腰以外の筋肉をほぐして腰痛を改善する場合

腰痛体操と言うと、腰の周りの筋肉を直接ほぐす目的でやる人が多いですが、腰から離れた部分の筋肉をほぐしても、結果的には腰痛に影響を与えますので腰痛体操になります。
この場合は、腰痛がひどくてもすぐにでも出来ます。

腰から離れたところを体操する方法としては、首を動かす腕、手首などを動かすなどの方法があります。
なぜ腰に痛みがあるのに、首を動かしたり腕、手首を動かしたりするのか疑問に思われる人もあるかもしれません。

実は、整体の施術も上記のような考え方でやる人が多いです。
私のやっている施術法もこの考え方に基づいています。

それはともかく、痛みがある腰から離れた首、腕、手首を動かすと効果がありますが、動かし方が良くないと、逆に症状を悪化させることがありますので注意が必要です。

腰痛体操をやって症状を悪化させたという話を聞きますが、だいたいやり方が間違っているか回数を多くやっていることが原因だと思われます。

少し足りないかなという位で止めて置いたほうが、逆に良い結果が出ることが多いです。

花

腰痛の時温める?冷やす?

腰が痛い時、温めたり冷やしたりする人が多いと思います。

一般にギックリ腰などの急性痛の時は冷やして、そうでない時は温めるのが良いとされています。

普通のやり方で冷やしても温めてもさほどの効果はない

以前私も首が痛い時に、痛い部分を冷やしましたが、なにも症状には変化がありませんでした。冷たいのが気持ち良かったくらいですか。

仮に冷やしたり温めたりするだけで効果があるのなら、なんらかの症状の変化があるはずが何も症状には変化がありません。

なぜ冷やしたり温めたりしても効果がないのでしょうか?

それは、冷やし方暖め方が良くないからなのです。普通、腰が痛い時、痛い場所に湿布、アイスパック、使い捨てカイロなどをベタッと当てます。

ベタッと当てては効果がありません。アイスパック、使い捨てカイロが痛いところに当たっているから気持ちが良いだけです。それだけの効果です。

やはり鍼灸師がお灸をやるように特定のツボの部分だけに当たるようにしなければ、効果は出ないでしょうね。アイスパック、使い捨てカイロはある程度の面積がありますから、特定のつぼに当たるようにすることは、事実上不可能です。

唯一アイスパック、使い捨てカイロに効果があるとしたら、いわゆるプラシーボ効果だけだと思います。

樹木

肩甲骨・腕の筋肉が腰痛の原因のこともある

腰痛は、腰にある筋肉や骨などが原因になることもありますが、ほとんどの場合は、腰の部分以外のところが原因のことが多いです。

上半身が原因で腰痛になることもある

例えば、上半身にある肩甲骨の動きが悪くなった場合や広背筋などの腕の筋肉が原因で、痛みが出ることがあります。

広背筋は、腕の筋肉といっても骨盤に直接くっ付いていますので、この筋肉のバランスが崩れれば、腰に痛みが出るのは不思議ではないと思います。

でも、肩甲骨の動きが悪いのが原因で腰が痛くなることがあるのは、何も知らない人にとっては不思議に見えるかもしれません。でも不思議でも何でもありません。

肩甲骨まわりの筋肉は、腰とは直接つながってはいませんが、体全体の筋肉には連動性があるため、そのバランスがくずれた場合、腰の部分に影響を与えて、腰に痛みが出ます。

ですから、逆にその筋肉の連動性を上手に利用すれば、腰から離れたところを調整しても腰の痛みの原因に影響を与えることが出来ますので、症状を改善することが出来るわけです。

腰の痛みで、直接腰の部分の調整しか受けたことしかない人にとっては、なにか納得がいかないかもしれません。
でも、腰の部分の調整だけにこだわっていては、ある程度症状が慢性化してひどくなっている場合は、限界がありますので、今説明したような方法の施術も必要になってきます。

※筋肉の連動性
連動性の意味ですが、ある部分を動かすと,それに応じて他の部分も動くことです。
筋肉の場合も、ある1つの筋肉を調整すると、それに反応して他の筋肉も調整されます。
例えば、足の部分にある筋肉を調整すると、肩や首の筋肉も調整されます。

考えてみると、不思議な気がしますが、整体の施術はほとんどこの現象を利用しています。

筋トレ

筋肉不足・筋力不足で腰痛?

筋肉不足・筋力不足で腰が痛いということをよく聞きます。では、筋肉不足・筋力不足を解消すれば、腰の痛みがなくなるかというとそういうことはあまり聞きません。

現に、プロスポーツ選手のように筋力のある人でも腰の痛い人はたくさんいます。ということは、筋肉不足・筋力不足が腰の痛みの原因ではないことになります。

筋肉のバランスが悪いと腰に痛みが出やすい

では、なにが腰の痛みの原因なのでしょうか。

実は、腰が痛いのは筋肉不足・筋力不足が原因ではなく、筋肉のアンバランスが腰の痛みの原因なのです。

筋肉は、押す力に働く筋肉と引く力に働く筋肉があります。

筋肉のアンバランスというのは、押す力に働く筋肉と引く力に働く筋肉の筋力に差があることを言います。

押す力に働く筋肉は伸筋、引く力に働く筋肉は屈筋と言います。

ですから、腰の痛みをなくすには筋力不足を解消することではなく、腰の部分の伸筋と屈筋のバランスを取ればいいわけです。

腰の部分の伸筋と屈筋のバランスを取る方法としては、ストレッチがありますが、ストレッチもやり方を間違えると、かえって筋肉のバランスが悪くなることがありますので正しいストレッチのやり方を教わるか、腕のいい整体師にかかったほうがいいかもしれません。

葉っぱ

腰痛は内臓からの原因が多い

腰を痛めて私の所に来られた人に、腰痛は内臓関連による原因が多いのですよとお話しすると、知らなかったと言われることが多いです。一説によると、腰痛の原因のうち7~8割が内臓関連だと言われています。

内臓に負担をかけると腰痛が出やすい

ですから、普通重い物を持ったから腰を痛めたとか、立ち仕事、座り仕事でなったと思っている人が多いのです。

しかし、重い物を持っても、立ち仕事、座り仕事を続けていても腰が痛くならない人もいます。

そういう人は、腰に関連のある臓器の働きがそんなに悪くなっていないということです。でも、そういう人も無理を続ければ、内臓の働きが悪くなってきて腰に痛みが出る可能性があります。

それはともかく、慢性的に腰に痛みが出る人は、重いものを持つ時に気をつけていると言われます。もちろんそれも大事なことですが、もっと大事なことはとにかく内臓に負担をかけないということです。

具体的には、食べ過ぎないこと、冷たいものを飲みすぎないことなどですか。昔から腹八分目に病なしと言われています。分かっていても、ご飯がおいしいとついつい食べ過ぎてしまいます。

でも、日頃から気をつけていないといけません。冷たいものもそうです。夏だと、ジュースやビールを飲みすぎることもありますが、確実に内臓に負担になり腰を痛める原因になります。

杖をついて歩く老人のイラスト

腰痛は年のせい?

腰痛で病院へ行くと年のせいなどと言われることがあります。そのようなことを言っている医師も、冗談半分で言っているとは思います。

しかし、言われる方は冗談で言っていることは承知しているとは思いますが、年のせいなどと言われるのは、あまり気分が良いとは言えないでしょう。

特に女性の場合は、そうだと思います。実際に私の所へ来られた人が、「年のせい」などと言われて面白くなかったと仰っておられました。

加齢による骨の変形は痛みとは無関係

それはともかく、誰でも年をとれば体のアチコチが衰えます。

腰の骨の関節なども、年と共に変形してきます。しかし、骨や関節が変形したからといって、腰が痛い、だるい、重いといった症状が出るとは限りません。

私も20代の頃腰痛でレントゲンを取ってもらったら、腰の骨(腰椎)が変形していると言われました。腰が痛いのは腰の骨が変形しているからだと言われましたが、その時はなんの知識もありませんでしたから、そういうものなのかなと思っていました。

仮に、加齢によって骨、関節の変形が腰、膝の痛みの原因だとしたら、四六時中痛みが出るはずですが、痛い時と痛くない時があるのは、説明がつきません。

腰の痛みは骨、関節の変形が原因ではありません。ほとんどが筋肉、筋膜、靭帯などの軟部組織の問題です。筋肉の使いすぎや内臓からの関連痛などが、腰の痛みとなっています。

ランニングをする男性

スポーツは腰痛になりやすい?

スポーツをすると、健康になると思っている人が多いようですが、プロスポーツ選手を見れば分かるように、スポーツ選手は腰痛になる人が多いです。

野球、サッカー、バスケットボール、バレーボール、テニスなどの球技、柔道、レスリング、空手、相撲などの格闘技を初め、あらゆるスポーツ選手で腰痛を経験します。

スポーツをすると腰痛が出る理由

では、なぜスポーツ選手に腰痛が多いのでしょうか?スポーツは、元々娯楽の1つで楽しむためのものだったはずだと思います。

ところが、勝ち負けにこだわると、どうしても体に大きな負担がかかるような、ハードな練習をするようになります。

特に競技の中でパワーを必要とする場面が増え、それを実現するために筋力トレーニングを行うようになりました。

確かに筋力トレーニングをすると、パワーが付いてパフォーマンスが上がり勝ちやすくなります。

でも、バランスよく筋肉を鍛えることは難しいです。どうしても、偏った筋肉の発達の仕方になります。偏った筋肉の発達の仕方をすると、体の歪みが大きくなります。

体の歪みが大きくなると体に負担がかかり、どうしても痛みが出やすくなります。

ですから、一般の人がスポーツをする場合は、あまり勝ち負けにこだわらずに、楽しんで欲しいと思います。そうすれば、腰に痛みが出たとしてもそんなにひどくはならないと思います。