カテゴリー別アーカイブ: 症状について

内臓-体性反射

当院の施術を受けに来られる人と話していると、痛みなどの症状は骨のズレが関係していると思っている人が多いです。

ですから、施術用のテーブルに寝てもらっても緊張して力が入っていることがしばしばあります。

緊張して力が入っているのは、荒療治をされるのではないかと警戒されているのでしょう。

腰痛、肩こりなどの症状は骨のズレが原因ではありません

しかし、腰痛、肩こりなどの症状は、骨がずれるから出るわけでありません。そうではなくて、内臓の不調からきていることが多いのです。

例えば、腰に痛みがある人ですと腰の骨がズレているから腰が痛いと思っている人が多いです。確かに腰が痛い人の腰の骨を調べてみると、腰の骨がズレているようにみえます。

でも本当に腰の骨がズレているわけではないのです。

腰の骨が本当にズレているとしたら、それは腰の骨の脱臼です。骨の脱臼は、整体の業務範囲ではありませんからそういう時は、整形外科に行ってください。

内臓の不調からくる症状は内臓―体性反射によって起きています。

内臓―体性反射というのは、内臓器に異常があるとき、その反応が関連する神経を介して、特定の体表面に知覚過敏や圧痛として現れる反応。痛みとして現れた症状を関連痛と呼びます。

平たく言えば、仮に腸の働きが悪くて便秘をしていて腰が痛いとします。そうすると、その腸に関係のあるツボにたいがい痛みが出ます。

その腸に関係のあるツボがあるところの筋肉が緊張して痛みなどの症状が出るわけです。それを内臓―体性反射と呼ぶわけです。

内臓の不調といっても、ほとんどの人は内臓の働きが悪くなっているだけですから心配いりません。

でも中には、腰の痛みを何回か整体で施術をしても症状にまったく変化がない場合もありますので、そういう時は内臓が本当に病気になっている可能性がありますので病院で診てもらったほうが良いかもしれません。

症状の原因の特定

腰の痛み・肩のこりなどは、ごくありふれた症状ですが、その症状で苦しんでおられる方が全国にはたくさんおられます。

腰の痛みがひどくなり、足に痛みが出たりシビレが出たりして歩くのも困難になって、生活に支障が出たり仕事ができなくなったりされる方もみえます。

また、肩のこりがひどくなって腕に痛みが出たりシビレが出たり、そして耳鳴り・メマイなどの症状が出る自律神経失調症などになることもあります。

症状の原因を特定するの難しいことです

腰痛・肩こりに限っても原因として考えられるのは体の疲れ・内臓の不調・ケガの後遺症などいろいろ考えられます。他の施術者は、その原因を探るためにいろいろな方法を考えますが、今ひとつ決定打が見つけられないようです。

症状の原因が特定されないと、施術をしてもその時は症状が軽減して楽になりますがすぐに戻ってしまいます。

原因がわからずに施術しても、症状が一時的に軽減して楽になるのは、それは体のどこを刺激しても全身の筋肉がほぐれて体の歪みが一時的に改善するからです。

逆に原因が特定されて施術した時は、すべてに当てはまるわけではないのですが、症状が出てから日が浅い場合症状はすぐに解消することが多いです。

症状が出始めて何年・何十年もたっているとすぐには症状が解消されませが、施術の回数を重ねればだんだん良くなっていきます。

全国にギックリ腰をすぐに治す名人・達人がいるそうです。でもそんな名人・達人の人でも、すべてのギックリ腰を治せるわけではないようです。治せるギックリ腰は、原因が特定できるギックリ腰なのでしょう。

当然の話ですが、原因の特定できないギックリ腰は治せないでしょう。

私もすべての方の症状対して、末だに症状の原因を特定する方法を見出しておりません。すべての方の症状に対して、原因を特定するということは神様でない限り人間には不可能ではないかと私は考えます。

そこで次善の策として考えました。体のどこを刺激しても、全身の筋肉がほぐれて体の歪みが一時的に改善するということをさきほど書きました。

この考え方を応用すれば、たとえ症状の原因を特定できなくても、原因の部分に施術効果が及んで症状が改善するのではないかと。

症状が戻ってしまうのは、施術をして体の歪みが一時的に改善してもまた元の悪い状態に戻ってしまうのが原因だと考えました。

だったら、改善した体の歪みが元の悪い状態に戻るのを防げば症状も元に戻らないのではないかと思いました。

改善した体の歪みが元の悪い状態に戻るのを防ぐ方法がわかりました。その方法を使って施術するようになって、施術結果がかなり上がるようになりました。

症状についてのあれこれ

腰痛や肩こりなどの症状で当院に来られた人に、「どういう理由でその症状が起きましたか」とお尋ねしますと、草むしりをしていて腰が痛くなったとか、パソコン作業を長時間やっていて肩コリがひどくなった、あるいは、くしゃみをして腰が痛くなった。また振り向いたらギックリ腰になったという笑えない話もあります。

しかし、それらの動作は症状が出るきっかけにすぎません。

症状が起きる原因

そのような動作は、症状が出るきっかけであって、症状が出る原因ではないのです。

また、中にはきっかけになるような出来事が、思い当たらないのに症状が出る人もいます。腰痛、肩コリなどの症状が出たわけですから、原因が思い当たらないと言っても、何か原因になることが必ずあるはずです。

では症状が起きる原因は、なんでしょうか?

それは、過去の怪我(骨折、脱臼、捻挫、打撲など)、病気、手術などによってできた組織の癒着が原因です。

組織に癒着が起きると、組織の動きが制限されます。そうすると、他の組織がその制限された組織の動きを補って余計動きます。それを補正作用と言います。

例えば、右足首を捻挫したとします。ある程度日数が経てば、右足首の痛みは無くなりますが、捻挫した部分の組織に癒着が起きます。

捻挫した部分の組織に癒着が起きると、動きが制限されますから、それを補うために他の部分の組織が余分に動きます。余分に動きますので、通常より大きな負担が掛かり痛みなどを起こしやすくなるわけです。その大きな負担が掛かる場所が膝であったり腰であったりすれば、膝、腰に痛みが出やすくなります。

足首の捻挫をした部分の組織の癒着による補正作用は、膝、腰だけに起きるわけではありません。それこそ全身に起きます。補正作用が全身に起きるのは、体はすべての組織につながりがあるからです。

ですから、足首の捻挫を起こすことによって、内臓の働きが悪くなったり、肩が凝ったり、首が痛くなる可能性もあります。

まとめると

怪我→補正作用→内臓の働きが悪くなる→肩コリ、腰痛、首の痛みが出るという流れになります。

いずれにしても、痛みがある部分を調整するのではなく、怪我などによる組織の癒着を和らげる必要があります。

症状が慢性化するわけ

腰痛・肩こり・膝などの症状が慢性化して、毎日つらい思いをしていらっしゃる方も多いと思います。

では、なぜ症状が慢性化してしまうのでしょうか?

精神的ストレス・日頃の生活習慣・生活環境なども症状が慢性化する原因かもしれませんが、やはり過去の「怪我や打撲、病気」などの影響が一番大きいと思います。

そういった「怪我や打撲、病気」などの症状がなくなったとしても、その部分の組織が癒着してしまって、その影響を受けて、腰・肩・膝などの部分などに症状が表れていると考えられます。

ですから、その癒着している組織を回復させることが、慢性化してしまった症状を良くする一番の方法かと思います。

その癒着している組織を回復させる方法ですが

1.直接その部分を回復させる方法

2.間接的に体のゆがみを整えて、その部分を回復させる方法
の2通りの方法があります。

1の直接その部分を回復させる方法が、一番良いかと思います。

直接その部分を回復させる方法は、怪我・打撲をした時の力の加わった方向が分かれば、その反対の方向に力を加えればその部分を治すことができます。

しかし、どのような方向で力が加わったかを知ることは事実上不可能です。それにご本人が記憶にない部分を怪我・打撲している可能性もあります。

そうなると、その部分を調整せずに施術することになるわけですから、症状の改善が不十分になる恐れがあります。

ですから2の間接的に体のゆがみを整えて、その部分を回復させる方法の方が確実な施術ができますので、症状の改善もしやすくなると思います。

症状の改善が、早い人と遅い人の違い

腰痛や肩こりなどの症状のある人で症状がすぐに改善する人と、少しは症状が変化はするものの、中々症状の改善が自覚できない人がいます。

その違いはどこから来るのでしょうか?一言で言ってしまえば、中々症状の改善の自覚できない人は、疲労が溜まっていて中々抜けにくい体になっているということなのでしょう。

借金をたくさん抱えているようなものです。借金をたくさん抱えていると、返済しても返済しても、中々元金が減っていきません。返済の最初の頃は、金利分だけは減りますが、元金はそのままです。

急性の症状は、一般的に症状の改善が早いことが多いです。しかし、急性の症状でも中々症状が改善しづらい場合もあります。

そういうケースでは、疲労が抜けにくい体になっているから、症状が中々改善していかないのでしょう。急に症状が出たように見えても、実は長年の疲労の蓄積があって、身体の限界が越えたために症状が出てきたのだと考えられます。

疲労が溜まり過ぎると、症状が表面に出にくいことがあります。症状が出ていないから、体の状態は悪くなっていないと思うかもしれませんが、実は身体が麻痺してしまって、症状が出なかっただけなのです。

ですから、そういう人の場合腰を落ち着けて施術していくしかありません。

一方、症状がすぐに改善していく人は、慢性疲労状態ではなく一時的な疲労ですから施術をすれば、身体はすぐに良い状態に戻りますから改善が早いわけです。いわば、借金が少ないわけですから、返済もすぐに終了します。

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骨が変形しているから痛いって本当?

骨が変形しているから腰・ひざ・股関節などに痛みなどの症状が出るということを、まだ信じている人が多いようです。

そのせいか、テレビ、新聞、ネットなどで健康食品が売られています。健康食品は、軟骨の再生が促進されひざの痛みなどに効果があるとされています。

誰でも二十歳をすぎる頃になると骨などは変形が始まっているといわれています。また、背骨などの骨も奇形が結構多いそうです。

例えば、腰椎は普通5個ありますが、中には6個ある人もあります。

もし、骨の変形や奇形が痛みなどの症状の原因だとすると全員痛みが出るはずですし、いつも痛みが出ているはずです。でも、そんな話は聞いたことはありません。一生肩こりや腰痛にならない人もあります。

腰、ひざ、股関節などの痛みに骨はほとんど関係ない

本当は腰・ひざ・股関節などに痛みは、筋肉・腱、靭帯などの軟部組織に出ています。その証拠に筋肉・腱、靭帯などの軟部組織を、整体の施術をしますと痛みなどの症状が良くなります。

決して骨の変形や奇形が治ったわけではありません。骨の状態はそのままです。

筋肉・腱、靭帯などの軟部組織の緊張が緩んで、症状が良くなったのです。

そういう現実がありますから、そろそろ骨の変形や奇形は痛みなどの症状の原因ではないと認識を改める時期に来ていると思います。

関節がポキポキ音がする

首を軽く回したり腰を少し捻ったりするだけで、関節がポキポキ音がすることがありませんか。その場合、音がする関節の部分が緩くなっています。

関節の緩みがあると症状が出やすい

足の関節が緩くなっていると、例えば足首の捻挫を起こしやすくなったり、長く歩いた時などに足が疲れやすくなります。

また、仙腸関節(骨盤の関節)や腰椎の関節が緩くなっていると、腰の痛みや足の神経痛などの原因になります。

頚椎(首の骨)の関節に緩くなっている所があると、肩・首・腕・手の痛み、しびれなど症状の原因になります。また、頚椎は、眼、鼻、耳などと関係がありますので、目の疲れ、耳鳴り、めまいなどの症状が起きる可能性があります。

関節が緩くなっている部分があるということは、筋肉などがアンバランスな状態が大きくなっています。現在、軽い症状があっても、関節が緩くなっている部分があると、症状が悪化することもありますので、早めに調整されるといいでしょう。

ただ、調整すると言っても、関節をボキボキ音をさせるような方法では、余計に関節の緩みがひどくなってしまう可能性があるので、注意が必要です。

そういった関節に対して直接調整する人で名人、達人クラスの技術を持つ施術者もいます。しかし、名人、達人クラスの人は、日本全国にそんなに多くはいません。ですから、そういった人に運よく出会えればよいですが、宝くじの一等に当選するくらいの確率でしょう。

それはともかく、そういった人でも100%は不可能ですから、できれば関節の音を鳴らさない施術者の施術を受けたほうが危険性が少ないでしょう。

疲れやすい・疲れが取れない

疲れやすい・なかなか疲れが取れないという方は、だるい・喉の痛み・首の部分や背中、腰の張り・頭痛・睡眠障害、気分がすぐれないなどの症状を訴えられます。軽い疲れでしたら、休息を取れば疲れは取れます。

しかし、疲れが慢性化してしまった人は、なかなか休息したくらいでは、疲れが取れなくなっています。

疲れは体の歪みに関係してます

当院に初めて来られた人には、施術申込書というものに記入していただきます。一番最後に現在の症状、日頃ある症状の記入欄があります。

訴えられる症状が肩こり、腰痛でも、疲れやすいという所にチェックを入れられる人が多いです。疲れやすいということは、それだけ姿勢が悪くなって体に歪みがあるということです。

体の歪みが大きいと、立っているだけでも姿勢を保持するために、筋肉に無駄な負担がかかって疲れやすくなるということです。ですから、立っているだけでも疲れてしまうというのもうなずけます。

そして、体の歪み原因としては、循環器系、泌尿器系、消化器系などの臓器の弱りが考えられます。臓器の弱りは東洋医学で言われている“未病”の状態にあります。“未病”とは完全な病気と健康のちょうど中間にあたる状態になります。

臓器は、筋肉と関連性がありますので、臓器に弱りがあると筋肉も影響を受けてバランスがくずれ、体のゆがみにつながります。

ですから、体の歪みを改善していくには、内臓器の弱りを良い状態にもっていく必要があります。そして内臓の状態が良い状態になってくれば、筋肉のバランスも回復していき、疲れやすい、疲れがなかなか取れないという状態もだんだん良くなっていきます。

自転車による膝の痛み

運動不足の解消のためかは分かりませんが、通勤や近い距離の移動に自転車を使う人が増えています。しかし、膝を痛めることが多いようです。

自転車に乗るのは、ランニングなどに比べて膝を痛めることが少ないといわれていますが、膝を痛めやすいのは膝に負担がかかるポジションで走ったり、坂をひんぱんに走ったりした時が多いと思います。

膝痛は体のゆがみの固定を調整する必要がある

自転車で膝を痛めるのは、体の歪みが関係しています。ですから、特に体の歪みが固定してしまっている人は要注意です。

体の歪みが固定してしまっていると、筋肉が縮みっぱなしになっていて、筋肉の端にある腱の部分が引っ張られて痛みが発生します。

膝の内側、膝のお皿の下の部分、膝のお皿の外側の部分などに痛みが発生することが多いです。

膝の内側の部分の痛みは、鵞足炎。膝のお皿の下の部分の痛みは、膝蓋靱帯炎(別名ジャンパー膝ともいいます)。そして、膝のお皿の外側の痛みは、腸脛靭帯炎(別名ランナー膝とも言います)。

そういった膝の痛みに対する処置は、症状のある部位にマッサージをしたり、アイシングをすることが多いようです。しかし、そのような処置だけではなかなか症状が改善されていかないのではないでしょうか。

やはり、体のゆがみの固定している状態を調整して、腱にかかる負担を減らしていかないとなかなか良くならないと思います。

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