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悪い姿勢を続けると、体は歪む?

街を歩いていると、時々ひどく体を右か左に傾けて歩いている人を見かけます。

そういう姿勢になったのは、さぞかし悪い姿勢ですごしていたのかなと思われる人もいるかもしれませんが、そういうことはありません。

悪い姿勢と言うと、例えば女性の横座り。

あの横座りの姿勢を長年続けていると、体の歪みがひどくなるという見方もあります。

悪い姿勢を続けても体は歪まない

しかし、横すわりを続けたところで、姿勢が傾くわけではありません。

と言うのは、横座りの姿勢を続けていても、立ち上がってしばらくすれば元の姿勢に回復します。

人間の体は、悪い姿勢を続けたところで、体が歪むわけではないのです。

体は、そのように出来ています。

他の施術師の人は、悪い姿勢を続けていると、体の歪みがひどくなるから悪い姿勢を止めなさいと、よく言いますね。

かく言う私も、以前は悪い姿勢を続けていると、体が歪むと思っていました。と言うのは、整体を習った時にそのように教えられたからです。

しかし、今はそのようには思っていません。

体が歪んだりする原因で多いのは、病気、怪我(骨折、脱臼、捻挫、打撲)などの影響だと思います。

病気、怪我などで、組織(筋肉、筋膜、靭帯など)が損傷し、それが完全に修復されていないから、その影響を受けて体が歪んでしまって、元の姿勢に回復していないのだと考えています。

左右の足の長さの違い

左右の足の長さが違うということを気にされる方が多いようです。

整体院へ行って、左右の足の長さ違うのですよと、指摘されることが多いからなのでしょうか?

足の長さの違いは気にしなくても大丈夫

ではなぜ足の長さに左右差が起きるのでしょうか?

それは、何か症状があると、全身の筋肉の伸び縮みの左右差が大きくなるからなのです。

この説明では分かりにくいので、腕を曲げると力こぶが出来る上腕二頭筋という筋肉で説明します。上腕二頭筋は、右と左に一つずつあります。

例えば、右側の上腕二頭筋が緊張して縮むと、左側の上腕二頭筋は弛緩して伸びます。

この上腕二頭筋のように全身の骨格筋の左右にある筋肉が、片方は縮んでもう片方は伸びるわけです。

その結果、体の歪みが大きくなるので足を右と左を比べると、長さが違って見えるというわけなのです。

そこで、足の長さを揃える矯正法ですが、体操やエクササイズで足の長さの左右差をそろえることが出来ると、言っている人がいます。

しかし、それは不可能です。

体操やエクササイズをやっても、一時的には左右差が解消されたように見えます。

でも、その状態は5分もしないうちに、元の状態に戻ってしまうでしょう。

体操やエクササイズを何回も何回も続けていけば、徐々に左右差は縮まっていくという意見もあります。

でも、その意見は嘘です。

最初にやって戻ってしまうわけですから、何回やろうと不可能です。

それは、整体で体を調整しても同じことです。

ほとんどの整体の方法では、体の調整をしても、“一瞬”足の長さは左右揃います。

しかし、5分もしないうちに元の状態に戻っているはずです。

何回続けても、おそらく時間が経てば元の状態に戻るのではないでしょうか。

ただ、私のやっている整体の方法だと、戻りが少ないですからある程度左右の足の長さの差を縮めることは出来ます。

でも、あくまでも“ある程度です”。

ですから、私の場合は足の長さの左右差があるということは指摘しません。

出来ないことを指摘しても、意味がないからです。

本当の意味で左右の足の長さが違う人はごくわずかです。

それは、生まれつき股関節に異常がある場合と足の骨を骨折した場合などです。

こういう場合は、骨の問題ですから手術でもしない限り元には戻りません。

骨自体に問題がある人以外は、筋肉の緊張に左右差があるために足の長さが違って見えるだけです。

顔と姿勢の関係

頭の骨格を調整することで、小顔矯正すると謳っていた業者が、「小顔矯正」は根拠なしということで、消費者庁から以前に措置命令が出ましたが、物理的に不可能なことを謳って施術をするのは、あまりよろしくないです。

小顔矯正を謳って施術する人が多いです。

小顔になるという謳い文句の施術にも、一応理論らしきものがあるようですが、行っていることは、単なる顔のマッサージです。

顔にある筋肉を調整すると、やりようによっては循環が良くなって、ムクミなどは改善するかもしれません。

しかし、いくら顔の筋肉を調整しても、顔が小さくなることはありえません。

姿勢を変化させると顔の歪みも変わる

だんだん年をとってくると、顔の皮膚も衰えてきて下に垂れ下がってきます。

それは、ある程度姿勢と関係あります。

ですから、悪くなった姿勢を変化させるような施術を行うと、顔の筋肉を直接調整しなくても、顔のたるみも変化します。

どうしてそうなるかと言いますと、皮膚、筋膜は全身でつながっているからです。

姿勢が悪くなることによって、顔の皮膚、筋膜が、腰や背中から引っ張られて、顔がたるむというわけです。

施術によって姿勢が変わり、腰や背中から引っ張られていた、顔の皮膚、筋膜も元の良い状態に戻り、顔の歪みも改善されます。

と言っても、決して小顔にはなりません。