手足の冷えと足湯

もうすぐ12月で、これからだんだん寒くなってきます。手足の冷えがひどい人にとって、冬は大変だろうと思います。昔から手足が冷える方は、その対策として足湯をする人が多いです。

確かに足湯は効果があるのですが、その効果は残念ながら限定的のようです。では、どうして効果が限定的なのでしょうか。

手足の冷えは筋肉の状態に合わせて対処しないと改善しない

それは、こういうことです。足の筋肉には、緊張している(縮んでいる)筋肉と弛緩(伸びている)している筋肉が存在していて、足が冷えた状態の時は、その緊張と弛緩の差が大きいのです。

その緊張と弛緩の差をなくすには、緊張して縮んでいる筋肉は冷やします。その結果、緊張が取れてほぐれて正常な長さの筋肉に戻ります。

逆に弛緩して伸びている筋肉は暖めます。そうすると、弛緩していた伸びていた筋肉は緊張して正常な筋肉の長さの筋肉に戻ります。

以上のような操作をすると、筋肉の緊張と弛緩の差が少なくなって、血液の循環がよくなって手足の冷えが改善するわけです。

足湯をして足を暖めた場合、弛緩(伸びている)している筋肉には効果があるのですが、緊張している(縮んでいる)筋肉に対しては逆効果になっているわけです。

ですから、効果と逆効果がプラスマイナスゼロになって、足湯に足をつけても一時的には足が暖まってもすぐに戻ってしまうわけです。

手足の冷えを改善するには、筋肉の状態に合わせて対処する必要があります。つまり縮んでいる筋肉は冷やし、伸びている筋肉は暖める。

そうすることによって、手足の冷えは改善に向かいます。足が冷えるからといって、単に足湯で足を暖めてただけでは、効果が限定的になってしまいます。

なお当院では、温熱療法も冷却療法もやっていません。別の方法で、手足の冷えのある方に対応しています。

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