SOT(仙骨後頭骨テクニック)は、アメリカのカイロプラクター、ドクター・メイジャー・ディジョネットが確立したテクニックで、脳脊髄液(CSF)の循環の異常を仙骨と後頭骨を刺激することによって調整し、自然治癒力を高める施術法です。

脳脊髄液(CSF)の働きは、中枢神経の保護、栄養の補給、老廃物を運び出すことにあります。

ですから、その働きが鈍るようなことになれば、健康状態に影響を与えます。

仙骨、後頭骨は、硬膜に固定されていますが、いろいろなストレスによって仙骨(骨盤)、後頭骨が歪むと硬膜も歪み、脳脊髄液の循環に影響を与え、いろいろな神経障害を起こします。

仙腸関節のサブラクセーション

SOTでは、仙腸関節のズレ(サブラクセーション)をその状態によって、3つのカテゴリーに分けています。
仙腸関節の2つの機能
・滑膜部・・・関節運動に働く
・体重支持部・・・体重を支える働き

カテゴリーI
仙腸関節滑膜部のサブラクセーション
カテゴリーII
仙腸関節の体重を支える部分のサブラクセーション
カテゴリーIII
腰椎のサブラクセーション

カテゴリーの数字が大きいほど仙腸関節のサブラクセーションの度合いが大きくなっています。

検査

立位での姿勢分析
アームフォッサテスト(筋力テスト)
ヒールテンション(かかとの緊張度をみる)テスト
ダラーサイン
筋肉・靭帯・骨格の検査

上記の各種テストを行いカテゴリーを決定

施術

SOT(仙骨後頭骨テクニック)では、各カテゴリーに合わせた手技、ブロック使って骨盤、脊柱、そのほか必要に応じて四肢、内臓(CMRT)、頭蓋骨の施術をします。

体の観かたは、いろいろなものがあります。

カイロプラクティックでは、アクティベータ・メソッド、アプライド・キネシオロジー、上部頚椎テクニック、トムソン・テクニック、二モ/レセプター-トーヌス・テクニック、ガンステッド・カイロプラクティック・テクニック。

オステオパシーでは、頭蓋仙骨療法、直接法、間接法、ストレイン&カウンターストレイン、筋・筋膜リリース、筋エネルギー法、スティルテクニック、靱帯性関節ストレイン法、内臓マニピュレーション

東洋医学の経絡。

このようにたくさんの方法があります。どれも間違いではないでしょう。ですから目指すところは同じだと思いますから、あとはそれらの方法を施術者がどのように使っていくかが大事なことだと考えています。

ブロックを使った方法の問題点

ブロックを使った調整ではなにが問題かというと、簡単に言えば微妙な刺激量の加減が出来ないということです。

頭蓋仙骨療法などでは、5g以下の圧で調整するということですが、5gと言えば1円硬貨5枚分に当たります。

5g以下の圧と言われていますが、実際には2~3gぐらいの圧で調整すると言われています。

5gと比べると2~3gはほんとにわずかな差ですが、こんなわずかな圧の差でも施術結果に違いが出ます。

シビアすぎると思う人もいるかもしれませんが、症状が慢性化している人の場合にはこのくらいシビアな調整をしないとなかなか症状に変化が出ません。

ですから、刺激量の加減ができないのはかなりハンディになります。

その点、手指を使った調整ですと、刺激量に微妙な差をつけることが出来ますのでシビアな調整も可能となります。