整体で施術する場合一般的には、体の歪みを重要視する人が多いです。もちろん体のゆがみを見ることは否定しません。

私も体の歪みは、施術前後に調べます。骨盤がこういう風にゆがんで背骨がこういう風にゆがんでいると。

体の歪みが腰痛などの症状の原因になっているという説があります。しかし、体の歪みというのはあくまでも結果です。

体の中でどこか不調になった結果、症状が出て体がゆがむわけです。

体がゆがむことは体にとって悪いことではない

もし仮に、症状が出ても体がゆがまないとしたら、ちょっとした腰痛でも激痛が走ると思います。

もっともそれは、あくまでも想像でそう思うだけで、実際には体に何か不調が起これば必ず体はゆがみます。

体がゆがむことによって、出た症状を和らげています。つまり体の防衛反応が働いて体のゆがむわけです。

体が歪むということは、体は正常に働いている証拠だと思いますね。

体の歪みを基にした操作では結果が出にくい

体のゆがみからは、どこを調整すればよいかという情報は得られません。

ですから、いくらこと細かに体のゆがみの分析をしてその結果を基に施術をしても、なんの問題の解決にもなりません。

偉そうなことを言ってますが、その事実に気がついたのは今から6年位前ですから、それほど昔のことではありません。

それまでは、私も体の歪みを調べて、そのゆがみ方に合わせて全身の筋肉のバランスが整うような施術をしていました。

しかし、体のゆがみを重視した観かたでは、いくらしっかりと検査をして施術をしても、症状が良くならないのです。

症状が良くならないのは、技術が未熟だと思っていたわけです。でもそうではなかったのです。

技術云々の前に体の観かたが良くなかっただけです。

体の観かたが良くなければ、いくら操作テクニックが達人クラスでもそれほど症状は良くならないでしょう。

カイロプラクティックのアジャストメントが抜群に上手い人がいますが、いくらアジャストメントの腕が良くても体の観かたが良くなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。

ですから、施術の操作は並でもいいのです。

逆に体の観かたが良ければ、施術の操作が並でも症状が良くなる可能性は高くなります。

ところで、私は以前手技研系の技術を毎月習いに行っていましたが、手技研系の流派では体のゆがみを基に施術するのが基本になっています。

ところが手技研系の技術は、本来体のゆがみを基にした施術方法ではないそうです。

しかし、どこでどう横道にそれたのかは分かりませんが、いつのまにか体のゆがみを基にした施術方法になってしまっています。

体のゆがみを基にした施術方法ではいくら頑張って操法の練習をしても、思うような施術結果を出すことが出来ません。

その点に気づくまでずいぶんと時間がかかりました。

時間はかかりましたが、体のゆがみを基にした施術方法では施術結果が出にくいとということに気づいたのは大きな収穫です。