足首のねんざは、日常生活の中で起きやすい外傷です。
特に瞬間的な動きを要求されるテニス、バドミントン、卓球、バスケットボールなどのスポーツをやっている人は 足首のねんざをしやすいようです。
そして中にはひんぱんに同じ側の足をなんどもくりかえす人もいます。
足首の捻挫には内反捻挫と外反捻挫がありますが、数としては内反捻挫が多いです。
逆に外反捻挫は内反捻挫に比べて少ないです。
捻挫を起こすと、足首の靭帯が引き伸ばされますが、怪我の程度が軽ければ、痛みだけで済むこともあります。
しかし、怪我の程度がひどい場合は痛みと共に炎症し腫れが起きます。
重症のケースでは、靭帯の断裂ということもあります。
処置
応急処置としては、すぐに冷やし、テーピング等で固定します。
出来るだけ安静にした方が腫れ痛みは引きやすいです。
足首の捻挫をした場合、すぐに我々整体に来ることはまずありません。
最初に整形外科にかかり骨に異常がないかを調べます。
我々整体に来るのは、ある程度日にちが経ってからです。
ところで、足首の捻挫は、整形外科の医師にとって骨折よりも厄介だと言われるそうです。
明らかに、手術が必要な骨折や靭帯損傷があればその処置をすればいいのですが、そうでない場合は処置のしようがないようなのです。
そうなると、足首をいろいろ操作して症状を改善させるということは難しいわけです。
私もそう思います。
中には、直接症状のある足首を調整する人もいますが、技術がないとかえって症状を悪化させる可能性もあります。
ですから、症状のある足首を調整するのではなく、身体全体の筋肉、筋膜などのバランスを取るような調整をする方法のほうが、安全で確実な気がします。
実際にその調整方法で施術すると、ほとんどのケースで足首の症状が改善します。
実は私も過去に左側の足首をよく内反捻挫したことがあります。
右の足首を捻挫した記憶がありません。
もっとも忘れているだけかもしれませんが。
それはともかく、最近はまったく捻挫をしていません。
サポーターをしているからではありません。
自分で身体を調整して、左側の足首のねじれやすい癖が改善したからです。