
原因
【腰椎分離症】
腰椎分離症は、体の構造上第5腰椎(5つある腰骨の一番下の部分)に負担がかかりやすいため、第5腰椎の椎弓と言う部分が骨折して離れてしまうことがほとんどです。
スポーツをやる人に多いのですが、特に野球、バレーボール、バスケットボール、サッカー、柔道、ラグビー、ウエイトリフティングなど、頻繁に体の前後屈、回旋の動作をする種目に多いです。
【腰椎すべり症】
すべり症は、分離すべり症と変性すべり症の2種類です。
分離すべり症
腰椎の椎弓が分離して、椎体がすべった状態が分離すべり症です。
変性すべり症
変性すべり症は、椎弓の分離が原因ではなく、骨の骨の間にある椎間板がつぶれることにより椎体がすべった状態が変性すべり症です。
これらの、腰椎分離、すべり症は特に小中高校生くらいの年齢の人に多く、その原因としてスポーツのしすぎが指摘されています。
激しいスポーツをすると、腰の骨(腰椎)に負担がかかり疲労骨折を起こし、その結果骨が分離したり、すべったりするため神経が圧迫されて腰の痛みが出るというわけです。
症状
・腰痛
・足の痛み(太もも、ふくらはぎ、足首、足、指)、しびれ
・知覚障害
・歩行障害
・腰の疲労感
・下肢の筋肉の低下
・腰の可動域制限
・膀胱直腸障害(残尿感、頻尿、便秘など)
必ずしも上に挙げた症状がすべて出るというわけではありません。
症状の出方はさまざまです。
当整体院の考え
確かに、スポーツなどで繰り返し激しい動きをすると疲労骨折しやすくなることは確かです。
しかし、腰の骨(腰椎)に分離、すべりがあったとしても腰の痛みとはなんの関係もありません。
と言うのは、腰の骨が分離、すべった状態になっていても、腰や足に何の症状もない人が少なくないからです。
逆に、腰の骨にまったく異常がなくても、激痛が出るケースもあります。
ですから症状が出るのは、骨ではなく、筋肉の問題が関係しているのです。
筋肉が内臓の機能低下の影響で、緊張が強くなって痛みが出ています。
そして、内臓の機能低下は、体を流れるエネルギーの滞りが関連しています。
体を流れるエネルギーは、“気”と呼ばれていて、滞りがあると体の不調が起きやすくなるのです。
このような考え方は、東洋医学独自のものです。
腰痛の改善方法
基本的には、
・安静
・腰に負担がかかる動作(重い物を持つ、激しい運動)をしないようにする
・鎮痛消炎剤など薬の投与
・湿布
・神経ブロック
・低周波電気治療、温熱療法など保存療法が行われます。
上記のような保存療法を試みても、症状に改善が見られない場合は、手術が適用される場合もあります。
当整体院での対処
上記したように、腰の痛みは骨の異常ではなく、体を流れるエネルギーの滞りが大元の原因だと考えていますので、その滞りを整えるために、“気”の調整をしていきます。
Q&A
Q.“気”の調整はどのようなやり方をするのですか?
A.“気”の調整というと、鍼や灸をしたり、気功をすることが一般的です。
しかし、当整体院では言葉を使った方法で施術します。
体には、ツボ(経穴)と言われる、調整点があります。
そのツボに対していろいろな方法で刺激を加えて、施術をします。
鍼、お灸、指圧などは物理的な刺激方法です。
その他には、色紙や色の付いた布を使って刺激する方法もあります。
色(赤や青など)にはそれぞれ波長があります。
そして、ツボの部分にも波長があります。
ですから、調整する場合には、ツボの波長にあった色を選んでツボに貼り付けると体に変化が起きて、調整されます。
それと同じように、言葉を使った方法は、ツボにあった言葉で調整します。