腰痛、足の痛み、しびれで整形外科を受診した際に、腰椎椎間板ヘルニアと診断される場合があります。
そして、医師からは、椎間板が飛び出て脊髄神経を圧迫して、腰痛、足の痛み、しびれなどの症状が出ているので、手術をしないと症状は良くならないですよと説明を受けると思います。
椎間板ヘルニアと腰痛、足の痛み、しびれに関連性はありません
しかし、脊髄神経が椎間板に圧迫されても、腰痛、足の痛み、しびれが出ることはありません。
なぜかと言うと、椎間板が飛び出してヘルニア状態になっていても、症状がない人もたくさんいるからです。
また、飛び出た椎間板を除去する手術をしても症状が再発したり、症状に変化がない人もたくさんいます。
ですから、椎間板ヘルニアの診断を受けて、手術をすすめられても断る人もいます。
腰痛、足の痛み、しびれの原因は?
では、腰痛、足の痛み、しびれはどこが原因しているのでしょうか?
原因としては
1.腰、足の筋肉の疲労
2.内臓からの影響による筋肉の緊張
3.外傷
などが考えられます。
腰、足の筋肉の疲労
筋肉の疲労による腰、足の痛み、しびれは
同じ動作を数多く繰り返す
↓
腰、足にある特定の筋肉に負担がかかり疲労する
↓
腰、足に痛み、しびれが出る
という図式になります。
筋肉の疲労による痛み、しびれは疲労が解消すれば、解消します。
ただ、疲労の蓄積が多ければ、疲労が抜けるまでに時間がかかることもあります。
施術は、疲労した筋肉を直接ほぐせば、痛み、しびれなどが解消するのにそれほど時間はかからないでしょう。
しかし、体の奥にある筋肉は、直接ほぐすことはできないので、上手に調整する必要があります。
内臓からの影響による筋肉の緊張
なにも思い当たることがないのに症状が出た場合は、内臓からの影響の可能性があります。
なかなか解消しない、いわゆる慢性化した症状がこれに該当します。
内臓からの影響によって症状が出るしくみ
体の中を流れるエネルギー(気の流れ)の滞り
↓
内臓(消化器系、泌尿器系など)
↓
筋肉
↓
痛み、しびれ
内臓からの影響によって症状が出るのは、基本的に“気“の滞りが大元の原因ですから、痛み、しびれの出ている筋肉を直接ほぐすような施術をしても、症状は改善しにくいです。
気の流れというと、なじみがなくて怪しい感じを受ける人もいるかもしれません。
でも、古くからある東洋医学は、気の滞りを整えることを目的に施術を行っています。
東洋医学と言えば、鍼灸、漢方薬が該当しますね。
しかし、本当に気の流れを整えて症状を改善させることは難しく、日本で出来るのは少なく一握りの人しかいないでしょう。
ほとんどの人がなんとなく鍼を打ったり、灸をやっています。
それから、漢方薬を処方するのも、本来気の流れを整えるための手段なのですが、西洋医学の影響があるのかしれませんが、病名に対して漢方薬を処方しています。
このようなことがあるため、なかなか症状が改善しないことも少なくないのです。
当院では、主に腕と脚を調整することによって、気の滞りを整える施術を行っています。
気の滞りを整えることが出来れば、症状が早期に改善することも少なくありません。