Q.
仕事で細かい作業をするせいか、肩こりがひどいです
現在は、事務の仕事だとパソコン操作を一日中していたり、女性だと製品の検査作業などを一日していたりすると、どうしても同じ姿勢を続けますので、腕、肩、首などが疲れやすくなります。
しかし、それらの動作による筋肉の疲れは、症状が出るきっかけにすぎません。
それらの症状の基になる原因が隠れていることが多いのです。
それは、内臓の機能の低下です。
内臓の働きが悪くなると、その働きの悪い内臓に関連する肩周りの筋肉の緊張が強くなります。
そして、その状態で細かい作業を繰り返すことによって、肩、腕、首などの筋肉の緊張がさらに強くなり、慢性的に肩がこったり、首が痛いなどの症状が出ます。
肩こり、首の痛みなどで来られた方にお話を聞くと、たいがい慢性的な便秘などの症状があります。
そういった慢性の便秘などの影響により、同じ姿勢を続けたり、手や腕を使ったりすることによって肩こり、首の痛みが出ているわけです。
Q.
目が疲れるとよく肩がこるのですが?
パソコン作業や細かい仕事などで目を使いすぎて疲れがたまってくると、肩こりの原因になると言われています。
目を使いすぎて疲労がたまると、肩の筋肉に影響するため肩こりになるというわけです。
しかし、目が疲れるから肩こりが起こるわけではありません。
目の筋肉に関係する神経と肩の筋肉に関係する神経とは関連がないため、目の疲れによる肩こりというものはありません。
目からくる肩こりという表現を使っている人が多いですが、そのような表現の方法は間違っています。
実際には、目の疲れも肩こりも内臓機能の低下の影響が原因です。
目の筋肉に関係する内臓器官と肩の筋肉に関係する内臓器官は別々なのです。
つまり、目の疲れは、目の筋肉に関連する内臓器官の影響でが起きているわけです。
また、肩こりは、肩の筋肉に関連する内臓器官の影響によってが起きています。
Q.
肩のところが痛くて、肩が上げにくいのですが?
肩の部分が痛くて、肩が上げにくいといってもいろいろな原因があります。
・ころんで肩を打った
・糖尿病などの内臓の不調による影響
ですから、その原因によっては整体の施術を行っても、肩の痛みが消えて肩が上がるようになる期間は違ってきます。
特に糖尿病などの内臓の不調による影響で肩に痛みが出ている場合は、痛みが消えるのにある程度期間がかかる場合もあります。
Q.
運動不足だと、肩こりになりますか
運動不足が、肩こりの原因の1つだと一般的に言われています。
でも、運動不足と無縁なプロスポーツ選手でも肩こりに悩まされている人がたくさんいます。
ですから、一般的に言われていることは、理屈に合わないと考えられます。
Q.
肩こりは血行不良が関係ありますか?
そういう説もあります。
確かに軽く体を動かしたり、肩を動かしたり、肩の周りの筋肉にドライヤーをあてたり、蒸しタオルなどを当てて温めたりすると、血行が良くなって、筋肉がほぐれて肩が楽になります。
しかし、血行が良くなって肩が楽になったとしても、効果が長続きしないことが多いです。
なぜでしょうか?
体を動かしたりして血行が良くなっても、いわゆる"気"の流れがあまり変化しないからです。
血液の循環は、"気"の流れの影響を受けているのです。
ですから、肩こりの症状を改善していくには、"気"の流れを良くしていく必要があります。
と言っても、気功をする必要はありません。
整体の施術でも"気"の流れを良くする方法があります。
Q.
姿勢が悪いと、肩こりになりますか?
一般的にそのように言われることが多いです。
その影響かどうかは分かりませんが、その情報を信じて肩こりなどにならないように、姿勢に気をつけているという人も多いようです。
しかし、本当は姿勢が悪いから肩がこるのではなく、内臓の働きが悪くなっているところがあって、その影響で筋肉のバランスが崩れて、姿勢が悪くなっているのです。
ですから、いくら姿勢に気をつけていても、内臓の機能が良くならないことには肩こりは改善されませんし、姿勢の悪いのも良くなっていきません。
Q.
筋トレをすると肩こりは良くなりますか?
結論から先に言うと、筋トレをしても肩こりは改善されません。
筋トレをすると、一時的には血行が良くなって肩が軽くなったように思えても、長期的に見れば肩の症状がひどくなる可能性があります。
と言うのは、筋肉のバランスがくずれた状態で筋トレをすると、緊張した筋肉に負担をかけるために、よけいに筋肉のバランスのくずれがひどくなるからです。
肩の症状を良くするためには、緊張した筋肉に負担をかけるのではなく、緊張した筋肉が緩むようなエクササイズをする必要があります。
Q.
体が柔らかいと肩こりにはならないですか?
体が柔らかいと、肩こりになりにくいと言われています。
しかし、スポーツやヨガ、クラッシクバレエなどをやっている人は、体が柔らかい人が多いですが、意外と肩こりの人が少なくないのです。
不思議な気がしますね。
本当は一般的に言われていることとは違うのですね。
肩こりは、体が柔らかいとか硬いとかじゃなくて、別のところに原因があるのですね。
肩こりは、外傷を除いてほとんどは内臓が関連して起きています。
ですから、ストレッチをやって体の柔軟性を高めようとしても、肩こりは改善しません。
内臓の機能の低下によって肩の筋肉が影響を受けて肩こりが起きます。
そのようなわけで、やるべきことはストレッチで体の柔軟性を高めることではなく、内臓の機能低下を改善していく必要があるのです。
そして、内臓の機能の低下は、“気”の滞りが関係しています。
ですから“気”の滞りを整えていく調整をしていく必要があります。
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