腰痛は神経が圧迫しているから起きる?
腰痛、足の痛み、しびれなどの症状で整形外科を受診し検査の結果、腰椎のヘルニアが見つかった場合、椎間板の飛び出しによって神経が圧迫されるために症状が起きると説明されることがあります。
この考え方は神経圧迫説と言われています。
100年以上前に提唱された学説で、今でも西洋医学の主流となっている考え方です。
神経圧迫が腰痛の原因というのは疑わしい
しかし、神経の圧迫が腰痛などの症状の原因だとすると、いろいろと矛盾が生じてきます。
例えば、MRIで撮影した画像を見ると、椎間板が飛び出してヘルニア状態になっているにも関わらず、痛みがまったくない人がいます。
また、痛み、しびれはあっても温めたり、ストレッチなどをやって筋肉の緊張を緩和させると痛み、しびれが軽減したりする人がいます。
そして、腰痛の症状がひどいため、ヘルニアの除去手術をして神経の圧迫を解放したにもかかわらず、痛み、しびれには変化が見られないか逆に悪化してしまうケースもあります。
そうなると、飛び出した椎間板が神経を圧迫すると腰の痛みや足の痛み、しびれ、排尿排便障害などの症状が出るという理論の説明がつかなくなります。
当整体院の考え方
実は、私が整体を最初に習った時は、背骨のズレによって神経が圧迫されて痛みやしびれが出ると教わりました。
ですから、その教えにそって施術を続けていましたが、いろいろと研究するうちに神経圧迫説は間違いだと考えるようになりました。
現在は、“気”という体を流れるエネルギーの滞りによって、内臓の機能の低下が起こり、その影響で筋肉などの組織の緊張が高まり痛みやしびれなどの症状が出ていると考えています。
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