股関節の影響で腰痛が出る?
股関節(足の付け根、鼠径部) 腰痛で検索すると、股関節の影響で腰痛が出るとするページがたくさん出てきます。
確かに、臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)によって変形性股関節症になったりすれば、体は構造的に不安定になります。
体が構造的に不安定になるということは、全身の筋肉のバランスもくずれます。
そうすると、筋肉のひきつれなどができたりしますから、腰痛が出ても不思議ではないでしょう。
でも、構造的な問題があるからと言って、腰痛などの症状が出るとは限りません。
もし、構造的な問題で腰痛が出るとしたら、常時痛みが出るはずです。
でもそういうことはありません。
実際に変形股関節症がある方に話を聞いても、常時腰痛があるわけではないと言っていました。
腰痛は、構造的な問題で出るわけではなく、他の原因で出ています。
その原因は、内臓からの影響です。
腰の筋肉が内臓から影響を受けて緊張が強くなり、腰痛が出ます。
ですから、内臓の働きを活性化するような施術をすれば、腰の筋肉に対する影響も減り腰痛も改善していきます。
その方法として、東洋医学で言われる“気”の調整を行います。
腰痛の施術というと一般的には筋肉、骨盤、背骨の調整をします。
でも、それらの方法では“気”の調整はできませんので、内臓の状態は変わりにくいのです。
その結果、腰痛も改善しにくくなるわけです。