自律神経失調症と腰痛
腰の痛みが長い間続いていてなかなか改善しにくい方がみえます。
そういう方は、病院、整体、カイロプラクティック、鍼、灸、マッサージ、指圧、気功などありとあらゆることを試されています。
それでも一向に改善に向かわなくて半ばあきらめの気持ちになっている方もみえるでしょう。
そういった改善しにくい腰痛は、おそらく自律神経が関与していると思われますので、筋肉や腰の骨を調整してもらったりしても、なかなか改善されにくいと思います。
確かに、腰に痛みがある時は、筋肉が緊張していますから、筋肉や腰の骨を調整すると、筋肉の緊張が緩みますので、腰の痛みは楽になります。
しかし、腰の痛みの原因は、腰の部分にはありませんから、症状の戻りは早くなります。
自律神経が関係した腰痛は内臓の働きを良くしないと改善しない
ところで、自律神経というと、自律神経失調症を思い浮かべる方もみえると思います。
自律神経失調症というと、めまい、不眠症などの症状が出ることが多いのですが、出る症状はそれだけではありません。
腰痛も自律神経と関係があります。
自律神経が関係している腰痛は、簡単に言うと内臓の機能低下からきている腰痛です。
腎臓とか大腸とかの機能の低下によって腰痛が出るわけです。
ですから、大昔からある鍼やお灸をすれば、内蔵の機能の低下が関係している腰痛も改善していくはずです。
しかし、最近の鍼灸師の人は、昔からあるやり方をせずに、西洋医学的なやり方で鍼、お灸をやる人が多いので、内臓の機能の低下が関係している腰痛の改善させることを難しくしているわけです。
本来、鍼灸は、“気”の流れを整えるものなのですが、”気”の流れというとオカルトっぽくて、それを敬遠する風潮があって西洋医学的な鍼灸をやるようになっているのです。
西洋医学的な鍼灸のやり方では自律神経の不調を改善することは難しいです。
その結果、腰痛の改善を難しくしているわけです。
と言っても、内臓の機能低下からくる腰痛を改善する方法は、鍼灸だけではありません。
私がやっている整体でも十分それらのことに対応できます。
整体というと、骨の矯正や筋肉の調整をすると思っている人が多いでしょう。
しかし、整体はそれだけをするわけではありません。
整体でも、鍼灸のように“気”の流れを整えることが可能です。
自律神経はの“気”流れの影響を受けている
自律神経は、自分の意思とは関係なく体の働きをコントロールしている神経ですが、その働きとは、消化、呼吸、血圧、分泌、排泄、体温、発汗などです。
そして、自律神経は、“気”流れの影響を受けています。
“気”の流れというとちょっと分かりにくいですね。
“気”流れとは、要するに体の中を流れるエネルギーのことです。
体の中を流れるエネルギーは、目には見えませんが確かに存在するものです。
一方、神経組織というものは目に見えるもので、電気製品で言うところの配線コードにあたるものです。
電気製品も電気が流れなければ、動きません。
電気が流れて始めて、その電気製品の働きをします。
それと同じように、人間の体もエネルギーが流れて始めて動くこともできます。
そして、このエネルギーの流れが滞ると本来の体の働きに影響が出ます。
ですから、“気”流れを調整することが非常に重要なのです。
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