重い物を持ったり座り仕事などで腰痛が起きるわけではありません
一般的に重い物を持ったとか、座り仕事など、腰の部分に負担がかかるようなことをすると、腰を痛めると思っている人が多いです。
しかし、重い物を持っても、座り仕事を続けていても腰が痛くならない人もいます。
内臓の機能が低下していると腰痛が出やすい
そういう人は、内臓の機能がそんなに低下していないということです。
でも、そういう人も内臓の機能が低下してくると腰に痛みが出る可能性があります。
内臓が関係して腰痛が起こるのは、内臓と筋肉は関連性があるからです。
それはともかく、慢性的に腰に痛みが出る人は、いろいろと気をつけていると言われます。
しかし、いくら気をつけていたとしても、内臓の機能の低下が腰痛の原因ですから、その努力もあまり意味を持ちません。
慢性の腰痛は背骨、骨盤などの骨格の矯正・筋肉の調整では改善しにくい
私は、整体を始めて20数年になります。
最初3~4年は、他の整体の人と同じように背骨、骨盤などの骨格の矯正・筋肉の調整を中心として施術を行っていました。
腰痛を初めとしていろいろな症状の人を施術しました。
骨格の矯正・筋肉の調整での施術では、症状が出てから時間が経ってない場合にはよいですが、慢性化した症状は改善しにくいと感じました。
慢性の症状の方の場合、続けて施術をしても改善していくことは少ないです。
施術した時に一時的に腰が楽になるだけです。
慢性化した腰痛を改善に導くには、骨格の矯正・筋肉の調整ではない別の方法で施術していく必要があります。
慢性化した腰痛の場合は、内臓が関連していることが多いので、内臓の働きが活性化されるような施術をしていくと症状も改善に向かいやすいです。
そして、内臓の働きは、東洋医学で言われる“気”の流れと関係が深いため、“気”の流れが滞ると内臓の働きが落ちます。
ですから、内臓の働きを活性化させるには“気”の調整を行っていけばいいわけです。