股関節の周りの筋肉を調整をすると腰痛が改善する?
以前、私が習っていた整体施術の中に股関節操法という操作法がありました。
股関節を呼吸に合わせて軽く動かすことによって、股関節の周りの筋肉の緊張を和らげて、体全体のバランスを回復させ腰痛などの症状を改善させることを目的とする操作法です。
この操作法は、筋肉の調整をするものなので、神経に刺激を入れる方法です。
神経に刺激を入れる方法は、割と即効性があるのが利点です。
ですから、腰を捻って筋肉を傷めたというようなケースでは、股関節操法のような方法は有効です。
ただ、筋肉を調整する方法は、慢性化した腰痛などにはあまり向いていません。
と言うのは、筋肉を調整する方法で施術した場合、あまり持続性が期待できないからです。
慢性化した症状には、別の方法で調整する必要があります。
その方法は、東洋医学で言われている、いわゆる“気”の滞りを整えるやり方です。
慢性化した症状は、ほとんどが内臓の機能低下が関係しています。
内臓が関係していると腰が痛くなるのは、内臓と筋肉は関連があるからです。
そして、内臓の機能低下は“気”の滞りが影響しています。
ですから、“気”の滞りを整えていくと、内臓の機能も高まり筋肉も調整され腰痛も改善に向かいます。