膝が硬いと腰痛になる?
膝が硬いと腰痛の原因になると言われることがあります。
膝が硬いというのは、太ももにあるハムストリングス(大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋)、薄筋、大腿四頭筋、縫工筋や下腿(かたい)にある腓腹筋、ヒラメ筋といった筋肉が緊張により硬くなって動きが悪くなっている状態を言います。
一般的に太ももや下腿の筋肉が硬くなるのは、日頃座る時の姿勢が悪いからだとされています。
座る姿勢が悪いと、骨盤が前傾して筋肉が縮んでしまい、血流が悪くなって硬くなるということらしいです。
その結果、腰の筋肉にも影響して痛みにつながるという理屈だそうです。
でも、膝が硬いことと腰痛とは関係ありません。
では、なぜ腰痛の症状が出るのでしょうか?
内臓が関係しています。
内臓の機能が低下して、その影響で腰の部分にある筋肉や関節包といった軟部組織が緊張して硬くなり腰痛が出ているのです。
この現象は内臓ー体性反射と言います。
そして、内臓の機能低下は“気”という体を流れるエネルギーの滞りが関係しています。
ですから、腰痛予防のために筋肉をストレッチでほぐしておく必要もありません。
仮に日頃からストレッチをしておいても腰痛になる時はなります。
ストレッチを一生懸命やっても意味はありません。