骨折が原因で腰が痛くなる?
交通事故やスポーツなどによって、腰の骨を骨折をした場合に腰痛が出ることが少なくありません。
その場合、一般的には骨折が腰の痛みの原因になっているとされています。
しかし、腰椎(背骨の腰の部分の骨)や骨盤が骨折したから痛みが出るわけではありません。
痛みが出ているのは、腰の骨の部分ではなく腰の周りにある軟部組織(筋肉、筋膜、関節包、靭帯など)と言われる部分です。
そして、腰の周りの軟部組織に痛みが出るのは内臓からの影響によるものです。
ですから、骨折は腰の痛みが出るきっかけにすぎないわけで、必ずしも痛みが出る原因になっているわけではないのです。
骨粗鬆症は腰痛と関連はありません
中高年の女性は、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)による圧迫骨折がきっかけで腰痛が出ることも少なくないです。
病院では、骨がもろくなっているため、ちょっとした体への衝撃で圧迫骨折を起こしやすいので注意が必要だと言っています。
確かに、体の重みによって背骨がつぶれて背中が曲がったり、姿勢が悪くなります。
その結果、神経が圧迫されて腰の痛みが出ると西洋医学では言われています。
でも、西洋医学で言う神経圧迫説は間違っています。
いくら神経が圧迫されていても痛みは出ません。
仮に西洋医学の神経圧迫説が正しいとしたら、矛盾が生まれます。
もし背骨がつぶれて背中が曲がったり、姿勢が悪くなって神経を圧迫することが原因だとしたら常時痛みが出るはずですが、現実はそのようなことにはなっていません。
痛みが出たり出なかったりしています。
また温めたり筋肉の緊張をほぐしたりすると痛みが和らぎます。
本当は上でも書いたように内臓が関係しています。
内臓の機能が低下して、その影響で腰の筋肉などの組織が影響を受けて痛みが出ているのです。
そして、内臓の機能低下は、“気”(体を流れるエネルギー)の滞りにあります。
ですから、いくら骨量を増やすためにカルシウムを補ったとしても、腰痛は変化していきません。