腰痛は体全体の問題
腰痛と言うと、腰と腰周りの筋肉、靭帯、腰椎の関節、股関節などの問題だと考えている人が多いです。
でも、それは違います。
実は、腰痛は体全体の問題なのです。
体のすべての組織が関係して腰痛という症状が出ています。
頭、首、上肢、胴体、下肢にある内臓器が関係しています。
内臓器というと、消化器官、呼吸器系、泌尿器系、生殖器系などを思い浮かべますが、それ以外の血管、リンパ管、靭帯などすべて組織を含みます。
それら体のすべての組織が腰痛に関係しているのです。
ですから、腰以外の部分の怪我がきっかけで腰痛が起きるということもあるわけです。
例えば、腕や足を骨折、脱臼、捻挫をしたりした場合がそうです。
その他、病気でなくても胃腸などの不調でも腰痛が起きたりします。
便秘、軟便の時などに痛くなることも。
また、風邪を引いた時に腰が痛くなったりすることもあります。
腰が痛いからといって背骨、骨盤の矯正や腰周りの筋肉の調整だけでは、それほど意味を持たないわけです。
一時的に症状が軽くなるだけです。
と言うのは、そういった施術では腰痛に関係している部分の異常が解消されにくいからです。