シンスプリントとは、ランニングやジャンプなどの運動によりすねの部分が痛むことを言います。
すねの部分と言っても、ふくらはぎ内側の中1/3から下1/3にかけての部分に痛みが出ることが多いです。
陸上競技、バスケットボール、最近ではエアロビクスなどに多く見られます。
ランニングやジャンプなどの運動により筋肉がオーバーワークになり、特に痛みが出やすい長趾屈筋、後脛骨筋、長母趾屈筋、前脛骨筋、ヒラメ筋などに負担がかかります。
そして、痛みはこれらの筋肉が緊張(縮んで)して症状が出る場合と筋肉が弛緩(伸びて)して症状が出る場合とがあります。
ですから、痛みが出ている筋肉が緊張しているのか、弛緩しているのかを見分ける必要があります。
処置としては、痛みの出ている筋肉が緊張している場合は、筋肉を緩めてあげれば緊張が取れて症状は改善します。
逆に、筋肉が弛緩して痛みが出ている場合は、筋肉を縮めるような施術をする必要があります。
仮に、筋肉が弛緩して痛みが出ているのに、筋肉を緩めるような施術をした場合、一時的には症状は改善しますが、弛緩している筋肉をさらに弛緩させてしまうことになるのでいつまでたっても症状は良くなりません。
その辺の見極めが難しいところです。