テニス肘は、テニスをしている人や雑巾を絞る動作などにより、肘の外側から前腕かけて痛みが出る症状です。
正式には、上腕骨外側上顆炎と言います。
原因
・長橈側手根伸筋:手首(手関節)を伸ばす働きをします。
・短橈側手根伸筋:同様に手首を伸ばす働きをします。
・総指伸筋:指を伸ばす働きをします。
上に上げた3つの筋肉が緊張することによって、上腕骨外側上顆という骨の出っ張りの部分にくっついている腱が引っ張られて痛みが出ます。
そして、3つの筋肉が緊張するのは、一般的には手首の使い過ぎが原因だとされています。
しかし、実際には内臓の機能低下の影響によるものです。
筋肉が内臓の影響を受けるのは、筋肉と内臓は関連性があるからです。
さらに、内臓の機能低下は、“気”と呼ばれるエネルギーが滞りが関係しています。
処置
処置としては、緊張している長橈側手根伸筋、短橈側手根伸筋、総指伸筋の3つ緊張を緩めれば、引っ張られていたそれぞれの腱も緩み症状が改善します。
施術する場合、3つの筋肉を直接調整する方法もありますが、当整体院では症状の出ている部分に調整を行わず、“気”の滞りを調整することによって3つの筋肉の緊張を和らげるという手法を取ります。
そういった手法をとる理由は、筋肉を直接調整しても症状の戻りが早くなるからです。