手のしびれQ&A

手のしびれ女性

 

Q. 手の指にしびれがあるのですが、ヘルニアが原因ですか?

整形外科を受診してMRIを撮って首の骨にヘルニアが見つかると、頚椎椎間板ヘルニアだと診断されることがあります。

確かに、首の骨からは手の指に行っている神経が出ていますので、その首の部分にヘルニアが見つかると、しびれの原因だと診断しても不思議ではないです。

しかし、首にヘルニアが見つかったからといって、必ずしもしびれの原因だとは限りません。

首の部分にヘルニアがあっても、しびれがない人もいます。

逆に、首にヘルニアがなくても、しびれが出る人もいます。

ですから、しびれの症状と頚椎ヘルニアとはほとんど関連性はないです。

手のしびれの原因

西洋医学では、手にしびれが出るのは、頚椎椎間板ヘルニアを始めとして、 胸郭出口症候群(斜角筋症候群、肋鎖症候群、過外転症候群、過外転症候群)、 手根管症候群、肘部管症候群、 ギヨン管症候群などが原因として挙げられています。

これらは、基本的に神経、血管が筋肉などに圧迫されて、手にしびれが出るという理屈です。

しかし、当整体院では、神経、血管が筋肉などに圧迫されても、しびれは起きないと考えております。

では、手にしびれが起きるのはどうしてなのでしょうか?

手のしびれは、内臓の機能の低下が原因しています。

そして、内臓が機能低下を起こすのは、“気”というエネルギーの滞りの影響を受けるためです。

その結果しびれが出るようになります。

手のしびれの改善方法

病院の場合

病院では

・内服薬投与

・静脈注射

・レーザー治療

・手術

などの処置が行われます。

当整体院の場合

上記したように“気”の滞りが手のしびれに関係していると考えていますので、“気”の調整を行って、内臓の機能が是正されるように施術します。

整体の施術方法

手のしびれは背骨のゆがみが関係している?

背骨図

 

整体、カイロプラクティックに関係している人は、背骨(頚椎)に歪みがあると、手のしびれの基になると言っています。

私もずっと以前はそう思っていました。

背骨が歪むことによって、神経、血管が圧迫されるため、神経の伝達が上手くいかなかったり、血行不良になって手の感覚異常(痛み、しびれ、冷え)が生じると言う理屈を言っています。

背骨の歪みと手のしびれは関係ない

しかし、背骨が歪んでいて神経、血管が圧迫されていても手にしびれが起きるわけではないと思います。

ただ、背骨を調整すると手のしびれが改善することもあります。

でも、背骨を調整したからといって、背骨の歪みが良くなって神経、血管の圧迫が取れたかどうかは分かりません。

他の理由でしびれが改善したのかもしれません。

考えられるのは、背骨(頚椎)を調整した時に、調整の刺激によって首(頚椎)周りの組織の緊張が緩んだため、しびれが改善したのでしょう。

もう少し詳しく言うと、首周りの組織には、組織の状態を脳に知らせるセンサー(受容器)がありますが、その受容器の緊張が緩んだからなのでしょう。

でも、背骨の調整は、神経に対して刺激を送る方法なので、調整力の持続性がとぼしくなります。

そのため、再び手の症状が戻りやすくなります。

そうならないためには、神経に対して刺激を送るのではなく、東洋医学の考え方である経絡というものに対して調整を行うと持続性があります。

当整体院では、経絡を調整する方法を応用した施術で手のしびれに対応しています。

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