
Q. 顎関節症の矯正は痛くないですか?
A. あごの骨のところに直接手を当てて、押したりするような矯正方法を行えば、痛みを感じる可能性があるかもしれません。
しかし、当院では、あごに痛みなどの症状があるからといって、あごの部分に触れるような施術を行いませんので痛みはありません。
Q. 顎関節症とはどのような症状がありますか?
A. 自覚症状としては、次のようなものがあります。
・口を大きく開けると、あごの関節が「カクカク」「ジャリジャリ」「ミシミシ」といった音がする
・あごの関節、筋肉に痛みがある
・口を開けにくい、口を大きく開けづらい、口を開ける時に動きがスムーズでない、痛みがある
Q. 顎関節症の原因は?
A. あごが痛くなる(顎関節症)原因は、
・噛み合わせ(かみあわせ)が悪い
・ストレス
・ブラキシズム (くいしばり、歯ぎしり、歯をカチカチならすなどのこと)
・片側ばかりで噛む(偏咀嚼)
・あごや筋肉に負担をかける癖や習慣 (うつ伏せ寝、頬杖をつく癖などの癖)
・あごに対して直接力が加わった
などが、一般的に言われていることです。
当院の考え方
上記した一般的に言われていることは、あごの痛みが起きるきっかけで、本当の原因は、あごの周りにある筋肉に関連する内臓の影響によるものです。
これは、内臓-体性反射と言われる現象です。
つまり、あごの周りにある筋肉に関連ある内臓の影響を受けて、筋肉が収縮するためにあごの痛みが起きるのだと考えています。
Q. あごが痛くなった時自分で出来ることはありますか?
A. 症状が軽ければ
・あごを安静にする
・口を大きく開けない
・温湿布や冷湿布をする
・マッサージをする
・よい姿勢を保つ
・寝るときに、うつ伏せを避ける
・あごの運動を行う(運動療法)
・全身運動をする
などの対策方法がありますので、症状が治まることあるでしょう。
しかし、症状が慢性化していたり、痛みがひどくなってきた場合は、適切な処置をする必要があります。
Q. あごの痛みが改善するまで、どれくらい期間がかかるのですか?
A. 症状が改善するまでの期間は、個人差がありますのでなんとも言えません。
症状の強弱と改善するまでの期間は、あまり関係はありません。
症状がひどくなっていても割りと早く改善したり、逆に症状が軽くても症状が治まるまで期間を要することがあります。
ですから、症状が出ているところよりも、症状の原因のところが改善されることが大切なのです。