女性の方は冷え性(冷え症)の人が多いですね。
統計によると女性の7割近い人は冷えがつらいと感じているそうです。
体が冷える原因として、以前は内臓の働きが悪くなると働きの悪い部分を修復するため、その部分に血液が集中するので全身にしっかりと血液が回らないからだと考えていました。
しかし、その考え方は間違っておりました。
内臓が関係していることは間違いはないのですが、“気”という体を流れるエネルギーの滞りが大元の原因となります。
体が冷えるしくみ
“気”の滞り
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内臓機能の低下
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内臓と関連がある筋肉が影響を受ける
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筋肉を通る血管が影響を受ける
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体の冷え
冷えは万病の元?
冷えは万病の元と言われますが、どうもこの言葉は違和感を感じます。
確かに病気をしている人や病気ではないけど健康でもない人は、体や手足が冷えていることが多いです。
冷えが病気の元になるわけではない
かと言って、冷えが病気の元だというのは違うような気がします。
冷えが元で病気になるのではなく、病気になったり体が不調(内臓の機能の低下)だから体や手足が冷えるのです。
ですから、昔から言われていることとは実際には逆のことが起きているわけです。
冬の寒い時に体を暖めたり、体を暖めるようなもの食べたりといった冷え対策をしっかりやったとしても、風邪をひくときはひきます。
私は、冬でも氷点下になるくらい寒い日にならない限り、お風呂に入りません。
シャワーで体を洗ってそれでおしまいです。
それでもここ20年以上風邪をひいたことはありません。
シャワーで済ましているだけですから、当然体が芯まで暖まることはありません。
でも、なんともありません。
風邪をひかないと言うと、野口整体(野口整体と言っても知らない人は多いでしょうが、日本では一番有名な整体です)では、風邪をひけないくらい体が鈍っていると言われそうです。
しかし、風邪を引かないかわりに腰が痛くなったりしますので、そんなに体が鈍っているとは思っていません。
昔は、よく風邪をひいていました。
だいたい年に1回くらいひきました。だいたい風邪を引くと2~3日は寝込みました。
このように結構体を冷やすようなことをしてますが、20年以上病院には行くような体の不調を起こすことがないので、冷えは万病の元という言葉もあまりあてにならないと思うわけです。