
摂食障害には、拒食症と過食症とにわかれます。
拒食症
拒食症は、医学的には神経性無食欲症または神経性やせ症と呼ばれています。
食べる量が減ったり、カロリーの低いものを食べるため体重が極端に減り、心や体にいろいろ影響が出ます。
その影響は、低体温、味覚異常、むくみ、抜け毛、生理不順、無月経、思考力の低下などがあります。
過食症
過食症は、食べる量が極端に多くなって吐いたり、食べ始めるとやめられない、食べ過ぎたことを後悔して、気持ちが落ち込むといった症状があります。
原因
摂食障害の原因は一般的には
・脳内の神経伝達物質(セロトニン)の異常
・やせたいという願望が強い
・性格
・遺伝子の関与
などが言われています。
当整体院の考え
当整体院では、摂食障害は東洋医学で言われる“気”というエネルギーの流れの滞りの影響だと考えます。
食欲は、脳の視床下部というところにある、摂食中枢と満腹中枢によってコントロールされています。
摂食中枢と満腹中枢に関与しているのが、脳内の神経伝達物質であるセロトニンです。
セロトニンが不足すると、摂食中枢と満腹中枢がうまく機能せず摂食障害につながっていくわけです。
そして、セロトニンが不足するのは、一般的にはストレスが原因だとされています。
しかし、当整体院ではストレスと言うよりも、“気”の滞りにあると考えています。
摂食障害になる流れ“気”の滞り
↓
セロトニン不足
↓
摂食中枢と満腹中枢がうまく機能しなくなる
↓
摂食障害
摂食障害に対する処置
病院での処置
・薬物療法
・カウンセリング(認知行動療法など)
などが行われています。
当整体院での処置
整体の施術と言えば、背骨、骨盤などの骨格矯正、筋肉の調整を行うことが一般的ですが、骨格調整や筋肉の調整をした場合は、神経に刺激を与える方法ですので、“気”の滞りを整えることが難しいのです。
そのため、当整体院では、心身の変化が一番大きく出るポイントを探して調整を行い、“気”の滞りを整えていきます。
調整ポイントは、一般にツボ(経穴)と呼ばれている部位です。
この調整ポイントを調整することによって、“気”の滞りも整いその結果、神経伝達物質の分泌異常が改善し、摂食中枢と満腹中枢がうまく機能するようになって摂食障害も良い方向に向かうようになります。